nao.の珠玉のスイーツ「あまおうとカカオのパフェ」~teal~
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- 2023/05/18(Thu) -
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![]() 元「パスカル・ル・ガック」眞砂 翔平さんと日本橋兜町「ease」の大山 恵介さんが作り上げるチョコレートとアイスクリームショップ「teal」に初訪問。 ![]() 故・渋沢 栄一の邸宅の跡地に建つ「日証館」の1Fをリノベーションしたお店で、歴史的な建築物を保存するだけでなく、現代社会に「適合」させ「再利用」するというアダプティブリユースの1つとしても注目されています。店名の「teal」とは、青緑のこと。江戸時代より水の都であった兜町と水鳥の鴨の羽の色に由来しているそうで、鴨はカカオと合わさったようなイラストとなって、「teal」のシンボルとして用いられています。 ![]() 開店30分前にお店の前に到着すると、平日にも関わらず既に5人が並んでおり、土日だとかなりの行列は覚悟した方がいいかも。イートインは5卓ありますが、あっという間に埋まってしまいます。当初は無難にジェラートかチョコレートプリンを考えていましたが、折角なのでパフェにしてみました。 ![]() あまおうとカカオのパフェ 構成は…アマゾンカカオのジェラート、オリーブオイルとアマゾンカカオのソース、フィユタージュ、アマゾンカカオのジェラート、あまおう、カシスとバルサミコ酢のソース、フローラルグラニテ、バニラクランブル、アプリコットとバラのソース、アマゾンカカオとフロマージュブランのソース、カカオ出汁のジュレ、あまおうとフランボワーズコンフィチュールのマリネ。 ![]() ひと言で言うならば、コレはカカオの深みと香りの爆弾。どこかフルーティーで、酸味を感じられるアマゾンカカオの風味は単なるチョコレートパフェとは一線を画す味わい。カカオを確固たる一本の軸として、そこにベリー系の甘酸っぱさやバラやフローラルの香りを華やかせたパフェで、ひと匙毎に香りと味わいが変化して美味しい。
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nao.の珠玉のスイーツ「クレープ・トロピコ・ノア」~EQUALLY~
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- 2023/05/16(Tue) -
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![]() クレープ・トロピコ・ノア - Crêpe tropical noisette- 構成は…フレッシュ台湾パイン、フレッシュキウイ、ヘーゼルナッツクリーム、ヘーゼルナッツとココナッツのキャラメリアクランチ、パッションフルーツソース、オレンジ葛ジュレ、キウイとミントとリキュールドフランボワーズのマリネ。 ![]() コンセプトは「トロピカルフルーツ × ヘーゼルナッツ × クレープ」だそうで、ちょうど1年前に「EQUALLY」と出逢ったのもこの台湾パインだったのを思い出します。今年のは台湾パインだけでなく、キウイやパッションフルーツの甘酸っぱさも主張しており、ブラッシュアップを感じられます。モチモチな生地とヘーゼルナッツのコクのあるクリームを軸として、甘味の強い台湾パインと酸味のあるキウイとパッションフルーツとオレンジのアクセントが響きます。台湾パイン→ヘーゼルナッツ→キウイ→パッションフルーツ→台湾パイン→ミントと初めから終わりまでひと口毎に味わいが変化して、ストーリー性のあるクレープだと思います。 ![]() 表参道にあるクレープ専門店「EQUALLY」に再訪。思えばちょうど1年前の4月に店主・友納 滉一さんと出逢い、そしてその手から作り出されるクレープの美味しさに魅了され、あっという間に1年。今年もまた素晴らしいクレープとの出逢いを期待しています。
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nao.の極上の鮨「鮨 竜介 #29」
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- 2023/05/14(Sun) -
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![]() 逢はねども さね忘らえず面影にして/鮨 竜介 ![]() 蛍烏賊のなめろう♡ この時期、色々なお店で供されますが、このなめろうの仕立てが蛍烏賊の旨味や香ばしさを感じやすくて、1番美味しいと思います。 ![]() 鮃 サマートリュフ♡ 「鮨 竜介」の肴のスペシャリテであるトリュフとトリュフ塩でいただく白身。トリュフを削ると店内に蟲惑的な香りが広がり、まずは鼻で味わえます。白身とトリュフという鮨店ではまず見かけない組み合わせですが、目と鼻と舌で味わえる素晴らしさがあります。 ![]() クジラの尾の身♡♡ 豪快に厚く切りつけられ、生姜醤油でいただきます。舌の上でとろけるトロトロ加減が悶絶クラスで、クセなどは微塵もなく、魚とは一線を画す味わいがとても素晴らしい。 ![]() 平貝の磯辺焼き♡ 生の平貝のサクサク食感もいいですが、個人的には焼いた平貝の方が好み。熱で海苔の香りが華やぎ、生よりも甘味が感じやすくて美味しい。 ![]() 海胆の茶碗蒸し♡ 蓋を開けると、ドンッと鎮座する馬糞海胆で気分が上がります。海胆と一緒に食べると、卵のコクを更に倍加・累乗させるような馬糞海胆の甘味がいい。 ![]() 蟹クリームコロッケ♡ 小さいながらも、確りと蟹が詰まっていて美味しい。かなり熱々ですが、ひと口で食べるのがオススメ。 ![]() 桜鱒♡ 初手からガツンと胃を掴む濃厚な旨味のある種。桜鱒は口に入れた瞬間になくなり、旨味と甘味のみが口に残り、余韻に浸れます。 ![]() 赤烏賊♡ 酢橘の爽やかな酸味とモチモチとした肉厚な身から甘味が溢れてきます。 ![]() 赤身♡ 福井県敦賀湾産の157.6キロの定置。身は柔らかく、ひと噛み毎に香りが立つようで実に美味しい。 ![]() 中トロ♡ 口の中でグッと留まるような旨味があって、ゆっくりと噛み締めると旨味と甘味が引き出されてきます。 ![]() 大トロ♡ 融点は低く、口に入れた瞬間にとろけますが、旨味はゆっくりと溢れ、そしてその味わいは濃い。 ![]() 蛍烏賊♡ 肴で供されたなめろうが実に美味しかったので、握っていただきました。やはり軍艦で海苔が入るよりも、香りや旨味がダイレクトに感じられて美味しい。 ![]() 小鰭♡ 間に芝海老おぼろを入れる仕立てで、このおぼろの甘味が小鰭の酸味とシャリの塩味を繋げるアクセントになっていて、実に心響く美味しさ。 ![]() ![]() 北紫海胆♡ 「鮨 竜介」矜持の競札1番の「はだて水産」のもの。口溶けもさることながら、食べ終えても続くような香りが印象的。 ![]() 煮蛤♡ 以前の煮蛤の出汁を活かす雑炊ではなく、従来の握りの仕立て。蛤は大きいながらも柔らかく、噛み締める度に旨味が溢れるので、ずっと噛んでいたくなります。 ![]() 車海老♡ 以前の車海老を半生に仕立てるではなく、茹でてから海老の汁に漬けて冷ました新しい仕立て。個人的にはこの仕立ての方が香りは薄れてしまいますが、車海老の旨味を味わえて美味しい。 ![]() 穴子♡♡ デフォルトは塩と煮つめの半々なのですが、私は丸々一貫を煮つめで。爽煮された穴子は布団のようなモフモフ感があり、穴子本来の香りが活きて美味しい。 ![]() 鉄火巻き♡♡ 今日ある鮪の全ての部位を使った鉄火巻き。特に今夜は赤身・2種の中トロ・大トロという4色の鮪を使っていただきました。「頬張る」というのが鮪を食べることで、1番美味しいと思います。しかも、この鉄火巻きがコース内のデフォルトというのが驚き。 ![]() 水蛸(追加)♡ 「珍しいのがありますよ」と供されたのが、水蛸。他のお客さんのリクエストだそう。美しい真白な身はシコシコとし、確りと旨味があります。 ![]() 玉 鮨店らしく、海老香るカステラタイプ。粋な玉です。 久しぶりにやってきたのは、銀座にある「鮨 竜介」の夜。土曜日だけ営業しているランチの『握りコース』は店主・山根 竜介さんの鮨を味わうにはベストですが、真価を知るにはやはり夜だと思います。オープンから変わらず種に合わせて、赤酢と米酢のシャリを使い分けて握られる鮨は王道ですが、肴は鮨店では見ないようなトリュフやフライなども供する遊び心たっぷり。山根親方の鮨は一切の捨てシャリもせず、握るまで流れるような所作も綺麗で、何よりも美味しい。銀座という敷居の高さを感じさせない山根親方の人柄と雰囲気がこの店内には満ちていて、身体と心の距離がとても近い鮨店だと思います。 ![]()
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nao. の今宵の止まり木「黒ラベル THE BAR」
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- 2023/05/11(Thu) -
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![]() 銀座4丁目交差点のほぼ真下にある「日本一美味しい黒ラベルを提供するお店」として営業する「黒ラベル THE BAR」で一杯。 ![]() 銀座らしい黒を基調としたシックなスタンディングバーで、金色に輝く2本のカランと燦然と飾られている会員限定のマイグラスがとても印象的。このバーは「最もビールが美味しい瞬間」に拘っているので、ビールを飲めるのは1人2杯までと決まっているそうです。しかしながら、提供している黒ラベルの注ぎ方はPERFECT・FIRST・HYBRIDの3種類があって、一度に全てを味わえないのがとてももどかしい。注文すると、美人な注ぎ手が丁寧に説明をしながら、ビールを注いでくれます。 ![]() FIRST♡ 現代のカランよりも3〜4倍の速さで注ぐ昭和初期のスウィングカランを復刻させたそうで、そこから一度注ぎで供される黒ラベル。喉を駆けるような爽快感があり、喉で味わいたい真夏の季節や最初の一杯にオススメ。 ![]() PERFECT♡ 確りと洗浄したグラスに最新のふた口カランでゆっくり注くことで黒ラベルの旨味やコクを引き出し、クリーミーな泡で最初に出るビールのエグ味や苦味を押し流してから供されます。驚くべきミクロン単位といわれるきめ細やかな泡で、まさしくCreamy・ Clear・Coldを兼ね備えたパーフェクトな味わい。 同じ銘柄のビールが注ぎ方でここまで味わいが変わるのかと驚くほどに美味しい。これから暑くなる季節に軽くビールを飲める素晴らしい給水所です。
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nao.のたまに行くならこんな店 「CHEESE SHOP by ミルピグ」
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- 2023/05/08(Mon) -
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![]() 一期一会のチーズの出逢い 山手駅をふらふらと歩いていると、紺の外観に映える黄色い看板が目に入って見ていると… 「ミルピグ?」 ここは「CHEESE SHOP by ミルピグ」。 ![]() ![]() 「いつもの日常に『特別』を」というコンセプトの元に横浜初となるナチュラルチーズ専門店の路面店だそうで、店内では購入以外になんと角打ち(立ち飲み)もできます。店内にショーケースに並ぶ殆どを試食してから量り売りで購入できるそうで、運命的なチーズとの出逢いが待っていそうです。 ![]() 今回は角打ちを利用して、クセのあるチーズを3種と赤ワインをお願いしました。選んでいただいたチーズは…左からモリテルノ・アル・タルトゥーフォ(イタリア産/ハード)、エポワスAOP (フランス産/ウォッシュ)、ブルージンズ (イタリア産/青かび)。 ![]() モリテルノ・アル・タルトゥーフォは羊乳チーズに黒トリュフを入れたハード系、エポワスAOPは塩水とマール酒で洗って熟成させるウォッシュ系、珍しいブルージンズはクラフトジンで酔わせた青かび系。中でも好みなのはエポワスAOPでしょうか。クセはありつつも、クリーミーでミルキーな味わい。 もっとクセのあるチーズを食べてみたい。
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nao.の魂の一串「BLESS #8」
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- 2023/05/06(Sat) -
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![]() 鶏の祝福/BLESS ![]() ![]() 本日の串 ![]() 鶏刺し♡ みやざき地頭鶏と黒薩摩鶏の白レバー、丸はつ、胸肉を盛り合わせで。丸はつはプリプリとした食感があり、胸肉はねっとりととろけ、白レバーは舌に絡みつくようにペタッとして甘味が溢れます。 ![]() ねぎま♡ 皮はカリカリと焼かれ、肉は噛み締める度に旨味が溢れます。葱と一緒に食べれば、ねきの甘味と風味が加わり、実に美味しい。 ![]() せせり♡ 肉の甘味を引き出す絶妙な塩加減と溢れる旨味が素晴らしい。食感も独特な歯応えととろける感じがあります。 ![]() 砂肝♡♡ 極上のサクサク食感。表面はサクサクですが、中身はトロリとして、絶妙な火入れ。 ![]() つくね♡♡ 表面だけが火入れで固まっているようで、中心部は極上のフワフワ加減。とてもエアリーなつくねで美味しい。 ![]() 椎茸 椎茸は香り。このことが1番よく分かるひと串。 ![]() はつもと♡ 串を持つだけで旨味が滴り、管っぽい極上のサクサク食感と内臓特有の甘味の中に香りがふわりとするのが印象的。 ![]() 厚揚げ♡ 揚げた後に炭火で焼くことで炭の香りを纏わせる厚揚げ。クリスピー感を損なわないように出汁醤油も薬味も直接かけない徹底ぶりが生み出す食感が秀逸です。 ![]() さび♡ 軽く湯煎することで低温調理を施しており、仕上げに炭火で炙り、香りを纏わせます。表面はシコシコとして、中心部はフワフワ。 ![]() トマト 焼くことでトマトの青臭さがなくなり、旨味が凝縮して美味しい。 ![]() レバー♡ プリッとした表面を噛み締めれば、舌に絡みつくような旨味が溢れます。そして、口の中に残るのは、極上の甘味。 ![]() もも焼き♡♡ 塊のまま焼いているので、皮のパリパリ感が素晴らしく、肉の旨味が迸ります。薬味の柚子胡椒もいい仕事をしており、ニクい。 ![]() 丸はつ♡ ちょこんと生姜を乗せる「おみ乃」を彷彿とさせる丸はつ。プリプリな食感と生姜の辛味で映える甘味が秀逸。 ![]() 手羽先♡ コレも旨味を引き出す塩加減が絶妙。よく見えなかったのですが、事前に湯煎?で火を入れてから炭火で焼いていたような…。 ![]() ![]() 鶏そぼろと舞茸の炊き込みご飯♡ 舞茸は炭火で炙って脱水して、鶏そぼろは別に炒めて最後にご飯の上に乗せる仕立て。ご飯自体にも鶏油を混ぜているようで、焼鳥店ならではの鶏を感じる濃い味わい。 ![]() 清湯麺♡ ひと口目にガツンとした鶏油の旨味がきて、カウンター7名の分に対して、贅沢に2羽の鶏を使っているそうで、スープも素晴らしく濃い味わい。 アメリカンポップな店舗のカウンター席では焼鳥を、テーブル席ではイタリアンを提供していた東京・森下にある「BLESS」。ついにそれらを融合させて営業している中で、店主・藤本 洋平さんの渾身の焼鳥をいただきます。 今回の正肉はみやざき地頭鶏・黒薩摩鶏・高原比内地鶏、内臓はみやざき地頭鶏・ハーブ鶏のものだそう。とても丁寧な火入れを施されて、鶏の旨味と甘味を引き出すような塩加減も絶妙。今回用意していただいた2種の〆は、どちらも鶏油の旨味がガツンと効いていて濃厚で美味しい。欲を言わせていただくならば、既に幻となっている『焼鳥弁当』や『親子丼』、そしてもっと多くの部位を食べてみたいところ。きっといつかオープンするであろう藤本さんの新店舗でそれらは期待しております。 ![]() 藤本さん、今回はありがとうございました!またどうぞ宜しくお願い致します。
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nao.の極上の鮨「鮨 はしもと #27」
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- 2023/05/03(Wed) -
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![]() 堪能する春の貝づくし/鮨 はしもと ![]() うるいのお浸し シャクシャクとした食感と瑞々しさが駆けます。 ![]() ![]() 鶏魚 & 帆立♡ 鶏魚は切るとこを見ているだけで、絶対に美味しい!と思い、食べると確信に変わる旨味と甘味があります。帆立は筋繊維が確りとしているとてもマッチョな感じで、それを歯で断ち切ると甘味が爆ぜます。 ![]() 蛤の茶碗蒸し♡ 卵液の中に細かく切った蛤・百合根を入れてあり、上から豆乳と蛤の出汁をかけたもの。変わらずに茶碗蒸しは独創的であり、美味しい。 ![]() 蛍烏賊ご飯♡ この時期のお決まりである蛍烏賊・花山葵・シャリを合わせたもの。蛍烏賊の香ばしさと旨味がシャリの酸と塩で押し上げられるようで美味しい。 ![]() 子持ち槍烏賊♡ この時期ならではの食材である子持ち槍烏賊を甘辛く煮付けたもの。スパッと歯切れる身とムチムチとした卵の異なる食感が口の中で合わさるという非日常感があります。 ![]() 〆鯖巻き♡ 〆鯖を芽葱・ガリ・沢庵と共に海苔で巻いた肴。脂のある〆鯖を沢庵の甘味がグッと受け止めており、素晴らしい美味しさ。 ![]() 酒盗3種♡ 鮟肝・真加治木の生ハム・蛍烏賊の味噌漬け。どれをいただいてもお酒がすすむ味わいで、コレを供されたら多くの方が冷酒を注文しますw ![]() 太刀魚の焼物♡ ふわりとした食感の中、太刀魚の甘味が広がります。定番と言われる焼物ですが、やはり美味しい。 ![]() 小鰭♡♡ 今夜は芝海老のおぼろを入れるバージョン。このおぼろの甘味のアクセントが絶妙に響き、非常に美味しい。 ![]() 春子鯛♡ 程よい昆布の旨味があり、咀嚼することで昆布の香りもふわりと鼻から抜けます。 ![]() 北寄貝♡ トロリとしたワタがたっぷりとついており、そのワタをダイレクトに舌へ当てることで極上の甘味を感じられます。 ![]() 中トロ♡ 宮城県気仙沼産の延縄。ふわりとしたシルキーな舌触りで、溢れ出す旨味が素晴らしい。 ![]() 中トロ♡♡ 珍しい神奈川県三崎産。あっさりしていながらも、どっしりとしたコクがあって好みの味わい。 ![]() 赤貝(追加)♡♡ 宮城県閖上産。ヒモも一緒に握る赤貝丸々一個使う仕立てで、香り・食感が映えます。 ![]() 閂♡ サクサクとした食感を楽しんでいると、溢れる細魚の旨味とそれを追いかけるような薬味の爽やかさがあり、そしてまた細魚の旨味で口の中がいっぱいになります。 ![]() 青柳(追加)♡♡ 花のような華やかな香りがあり、中に忍ばせた海苔がいいアクセントを生みだしています。 ![]() 浅蜊♡ 三重県産。何気に初めていただく種。浅蜊のワタが非常に濃くてほろ苦く、旨味が強い。このように旨味が濃いのは僅かな期間だけだそうで、いいタイミングでした。 ![]() 鳥貝(追加)♡ 愛知県産。ワタを舌に当てるように裏返して握られる鳥貝。ダイレクトに甘味を感じられ、香りが華やぎます。 ![]() 大トロ♡ 神奈川県三崎産。先程の中トロと同様に、あっさりとしつつもコクがあります。地元である神奈川県でも、このように素晴らしい鮪が揚がることを誇らしく思うほどに美味しい。 ![]() 平貝(追加)♡ 中に忍ばせる海苔がとてもいい仕事をしており、海苔の香りがとても心地よい。柚子の香りもいいけど、やはり磯の香りがしっくりきます。 ![]() 鯵♡ 京都府舞鶴産。肉厚な身からは脂よりも旨味があり、非常に爽やか。 ![]() 小柱(追加)♡♡ 三重県産の大星。小気味良いザクザク感があり、ジュワッと溢れる甘味と海苔の香りが口の中で混ざり合い、美味しい。 ![]() 鰆♡ 薫香と鰆の甘味が口の中で一体となり、シャリの酸と塩でその味がより映えます。 ![]() 海松貝(追加)♡ ザクザクッと絶妙な歯応えとちょっとクセのある独特な甘味があり、シャリと混ざり合うことでより甘味を感じられます。 ![]() 車海老♡ 車海老とシャリの温度がほぼ同じくらいかシャリが少し高いくらいで握られるので、一体感があり、車海老の香りと甘味が映えます。 ![]() 北紫海胆♡ 青森県産のダイセン。灰色にも似た色は映えないですが、味わいは濃くてジューシー。 ![]() 穴子♡ 最早、コレは液体。口に入れた瞬間にシャリと一体になって、穴子は旨味のみを残してなくなります。 ![]() 玉♡ 今夜も握っていただきました。芝海老のおぼろを入れることで絶妙な甘塩っぱさがあり、個人的に鮨を〆たという感じになります。 今夜は東京・新富町にある「鮨 はしもと」で、春の食材を堪能させていただきます。物腰柔らかく、確りとした芯を感じさせる鮨職人・橋本 裕幸さんが握る鮨は男っぽく、いつどの種を食べてもハズレがありません。多くのお弟子さんを抱え、旧店舗で営業する「鮨 美幸」も好評なようで、親方としても東京を代表するお一人だと思います。 今回は事前にお願いして、春の貝を多めに用意していただき、貝それぞれにある食感と甘味、そして香りを存分に楽しませていただきました。鮨店の看板である鮪や小鰭に代表する〆物の美味しさは勿論のこと、殆どが生で握られる鮮度が命の貝をこれほど用意して下さるとは流石の一言。今夜も実に美味しかったです。 ![]() 橋本親方、奥様。素晴らしいひと時をありがとうございました。またどうぞ宜しくお願い致します。
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nao.の珠玉のスイーツ「プリン・ア・ラ・モード」~PÄRLA 東急プラザ銀座~
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- 2023/05/01(Mon) -
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![]() 外苑前・銀座に続き、東京駅の黒塀横丁に新店舗をオープンしたクレープ専門店「PÄRLA」。個人的には外苑前の方が美味しい気がしますが、行きやすいのは東急プラザ銀座なので7年ぶりに買ってみました。 ![]() 銀座店のコンセプトは「ハイカラダンディー」だそうで、どこか大正浪漫を感じさせる雰囲気があります。メニューも少し「和」を意識した感じでしょうか。その中でいつか食べようと思っていた『プリン・ア・ラ・モード』を注文。 ![]() その名の通り、プリン・ア・ラ・モードの構成をそのままクレープにした感じ。上に盛られた可愛い大きさの固めのプリンは玉子たっぷりで作られているようで好みな味わい。所々でスライスアーモンドの食感やフルーツの甘酸っぱさも感じられて、最後のひと口はカラメルソースがいいアクセントになっています。しかしながら、ラムとナッツを効かせた生地がモサモサとした食感で正直あまり美味しくない。トッピングに生地が負けている感が否めない。 やはり7年経っても感想はあまり変わらず。最近は外苑前周辺にも行くことがあるので、本店もまた食べてみようと思います。
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nao. の今宵の止まり木「The Bar CASABLANCA」
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- 2023/04/28(Fri) -
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馬車道にある「The Bar CASABLANCA」に再訪。今夜はオーナーバーテンダー・山本 悌地さんはおらず、一戸 揚太さんが出迎えて下さいました。 フィリップ・スタルクの優しい灯りの中、バックバーで出番を待っているまだ知らぬボトル達も気になりつつも、やはり「The Bar CASABLANCA」で飲みたいのは、旬のフルーツカクテル。今回は今季最後の苺と旬のブラッドオレンジをいただきました。 ![]() Strawberry Cocktail♡ 名残りのいちご。いちごの香りや甘味、そして仄かな酸味が活きており、お酒であることを忘れる味わい。 ![]() Blood Orange Blossom♡ 口に近づけると、ブラッドオレンジの香りが華やぎ、芯のあるジンの強さがガツンときて、後味にブラッドオレンジの甘味が映えます。 どちらのグラスも華やかな香りが印象的で美味しい。山本さんが作り上げた「The Bar CASABLANCAの系譜」を確りと感じられた夜になりました。
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nao.のたまに行くならこんな店「日本橋人形町 川田 #10」
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- 2023/04/26(Wed) -
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![]() 美しき一輪花/日本橋人形町 川田 ![]() 芋茎の吉野煮♡ 定番のスターター。シャクシャクとした食感の芋茎に絡む出汁の旨味と生姜の辛味。いつもながらにホッとする味わい。 ![]() 海鼠腸の飯蒸し♡ 海鼠腸の塩辛さが実にお酒のアテにピッタリで、そこに飯蒸しという炭水化物が実にニクい。 ![]() ばちこと菜の花♡ ほろ苦い菜の花の味わいは春らしく、軽く炙ったばちこがお酒を呼びます。酒飲みの為のアテ。 ![]() 蛍烏賊の沖漬け♡ クセなどは微塵もなく、あるのは旨味のみ。まさに酒盗。 ![]() 白魚の揚げ物♡ 丁寧に一本ずつ揚げられた白魚はフワフワとして、確りと白魚の旨味と甘味がします。 ![]() うすい豆の薄甘含ませ♡ 甘味のある鰹出汁の中で、シワもなく丸々とした豆の甘さが映えます。さほど豆は好きではないのですが、コレは美味しい。 ![]() 山菜の揚げ物♡ 構成はタラの芽・蕗の薹・筍・コシアブラ。口の中で、それぞれ衣に閉じ込められた香りが一気に爆ぜるようで、特にコシアブラの香りが凄い。 ![]() 花山椒のしゃぶしゃぶ♡ 霜降りの良質な肉をしゃぶしゃぶして、花山椒と合わせる。シンプルですが、実に美味しく、春らしいひと品。 ![]() 真鯛のお造り♡♡ コレは凄い味わい。身はブリンっと締まっており、咀嚼の度に旨味と甘味が溢れてきます。「白身の王者」という名に相応しい美味しさ。 ![]() 海老真薯のお椀♡ 吸い地の中で、海老真薯の甘味・蕗のほろ苦さ・筍の香りが一体となっており、長い余韻に浸れるひと品。 ![]() 鰆の焼物♡ 生でも食べられる鰆をサッと炭火で焼き上げたもの。炭火で脱水しているかのようで、旨味が凝縮しており、脂も甘く美味しい。 ![]() 湯葉と蕨の炊き合わせ♡ シコシコとした湯葉と揚げてから炊かれた蕨が素晴らしく美味しい。見た目はシンプルですが、味わいから感じられる1つ1つ丁寧な仕事ぶりが日本料理の真骨頂。 ![]() 鰆の甘酢餡掛け♡ 生でも食べられる鰆を揚げることでトロリとした食感になり、そして甘酢餡を纏う。マズいわけがなく、ご飯が欲しくなります。 ![]() 〆ご飯①筍とうすい豆の炊き込みご飯♡ 筍の香りとうすい豆の甘味がとてもよく合い、日本の春が詰まった炊き込みご飯。 ![]() 〆ご飯②真鯛の胡麻和え♡♡ 炊き立てのご飯に先程の激ウマ真鯛を使った濃厚胡麻和え。ご飯が足りません。 ![]() 〆ご飯③ちりめん山椒♡ 実山椒の爽やかさが駆けるちりめん山椒は、実に美味しい。 ![]() 〆ご飯④卵黄漬け♡ 卵黄の醤油漬けを使ったTKG。醤油漬けすることで卵黄が脱水されて、凝縮した旨味がたまらない。 ![]() 〆ご飯⑤桜海老の天ばら♡ 確りと揚げることで桜海老の香りをじっくり引き出しており、ひと塩したご飯がモチモチとして絶妙。 ![]() 〆ご飯⑥牛肉の時雨煮♡♡ 甘辛く炊かれた牛肉は日本人のDNAを刺激する味わい。〆中の〆にぴったりです。 ![]() 蕨餅 川田さんが目の前で作る蕨餅。今夜は特にコシがあって美味しかったです。 季節は巡って、「日本橋人形町 川田」で迎える4度目の春。今夜も店主・川田 治司さんの魅せない・飾らない・驕らない調理の姿勢は、日本の侘び寂びのよう。しかしながら全ての料理が身体と心に沁みるような美味しさがあり、癒されます。通年で供される料理はそのお店の顔であると同時に骨であり、そこに季節を彩る食材が華を添えて、日本の四季を感じさせてくれます。多くの客が料理を撮ることが増えたので、料理人もそれを意識して映える調理や料理も多くなりましたが、川田さんのようにただ粛々と熱を込める料理が心を打つと思うのです。 今夜もご馳走さまでした。次回は夏、今から楽しみです。
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