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nao.のたまに行くならこんな店 「りた #2」
- 2023/10/02(Mon) -
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利他の心/りた


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食材紹介
静岡県浜松産鰻、沖縄県産ジャンボピーマン、新潟県産枝豆、沖縄県産島オクラ、香川県四万十川産茗荷、新いくら、絹豆腐。


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夏野菜の白味噌煮込み
構成は…茗荷・島オクラ・茄子・冬瓜・トマト。
それぞれの野菜に煮る・漬けるなどの仕事を施しており、それを最後に白味噌でまとめて、仕上げに青柚子を振り、更に青柚子を搾って。
出汁を染み込ませたものや酢漬けもあるので、どんな味がするのか食べるのが実に楽しくて、美味しい。白味噌の優しい甘味が野菜の味わいを引き立てています。


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すき焼きコロッケ♡♡
伊藤さんもまさかスペシャリテになるとは思ってもなかったというコロッケ。今回は兵庫県淡路島産の熟成玉葱と北海道十勝産の「キタアカリ」で作った新作のすき焼きコロッケ。仕上げに割下漬けされた卵黄と割下をかけて供されます。割下の甘味は砂糖を使わずに野菜のみで出しているそうで、ホクホクとしたジャガイモとじっくりと炒めて引き出した玉葱の甘味との相性が素晴らしく、そして美味しい。


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新いくら素麺
香川県小豆島産の素麺とオリーブオイルに新潟県産枝豆を粗く砕いたものを合わせ、新いくらをかけた口直し。
素麺のプツンと切れる歯切れの良さと新いくらのプチプチ感、枝豆のザクザク感が口の中でパレードのように弾けます。


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お造り
今回の内容は…間八、鶏魚(五島列島)、縞鯵(五島列島)を醤油・塩・煎り酒で。
どの魚も余分な水分が一滴もないくらいに旨味が凝縮しており、味わいが濃厚。珍しい白濁の煎り酒が濃密な味わいで、口の中で化学反応にも似た旨味×旨味の掛け合わせが感じられます。


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帆立の天むす♡♡
宮城県産の特大帆立を使った天むす。筋繊維が確りとしたマッチョな帆立は歯応えもあり、シャリとタレには酸味がビシッと効いており、海苔の香りと共に帆立の甘味が際立ちます。


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うなぎ豆腐♡♡
静岡県浜松産の特大鰻を鰻の骨や内臓から取った出汁で作ったタレで煮込み、湯通しした絹豆腐を合わせた宍道湖のある島根県の郷土料理だそう。
豆腐はまさに絹のような滑らかさがあり、鰻本体よりも確りと旨味が出ている出汁が美味しい。鰻と言えば蒲焼をイメージしますが、それをいい意味で裏切ってくれる料理であり、新しい美味しさの発見を感じられます。


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佐賀牛脛肉の煮込み
佐賀牛の脛肉を煮込んだスープの中で沖縄県産ジャンボピーマンに火を入れて、仕上げに胡麻赤味噌ソースをかけたもの。
ジャンボピーマンは殆ど苦味がないながらも、肉と合わせると仄かにある苦味がとてもいい仕事をします。脛肉は箸でも切れるほどに柔らかく、胡麻赤味噌ソースが確りと日本料理を主張していて美味しい。

〆のご飯ものは5種類あり、好きなものを好きな分だけ食べることができます。今回も全種類を少しずついただきました。

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〆ご飯①からすみご飯
グレーターで自家製からすみを削って、たっぷりと炊き立てご飯にかけて。ごくシンプルでありつつも、贅沢であり、間違えのない美味しさ。


IMG_7765_20230824213212639.jpg〆ご飯②鰤の漬け丼
今回の漬け丼は鰤。切り立ての鰤をサッと出汁醤油に潜らせて、熱々のご飯に盛ったもの。
ご飯の熱で鰤の脂が溶け出し、それを吸い込んたご飯をかっこむ。至福の美味しさ。


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〆ご飯③季節のダシご飯
牛を使った出汁にブランドトウモロコシ「ホワイトショコラ」を入れて。
口当たりは軽いながらも旨味はグッとくるような力強さがあり、そこに白米の甘味と生で食べられる「ホワイトショコラ」の甘味が映えます。


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〆ご飯④水飯
ご飯に冷たい水をかけて、イカナゴの佃煮を乗せた山形県の郷土料理。
水をかけることで、白米の甘味や旨味がはっきりとしてより美味しく感じられます。


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〆ご飯⑤牛すじカレー
最後は牛すじを使ったカレー。具は全くないながらも、確りと存在感のある牛すじ。カレーのスパイスと牛の旨味がかなりグッときます。


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抹茶金時
ぐるぐると手動で削るレトロなかき氷機で作る抹茶金時が今回の甘味。削った氷の上に八女茶を使ったお濃茶とヨーグルト・チーズ・練乳のソースをかけ、ささげ餡子を添えて供されます。相変わらず、甘味にも妥協なしのスタンスを感じられ、実に美味しい。

住所は非公開、既に新規の予約も取っていないので、幻となっている日本料理店「りた」に再訪。某駅からすぐの立地にありながらも看板すら出てないので、さながら秘密基地のようで、すっかり虜になっています。店主・伊藤 大輝さんは自分が毎月でも自腹で来たいお店、そしてお世話になった人たちへ恩返しができるお店というコンセプトで営業しているので、このご時世の中で12000円という素晴らしさ。そして、お酒も珍しいものを多く取り揃えており、めちゃくちゃリーズナブル。今回も確りと食べさせて、飲ませてくれるコース内容とハズレない料理の味わいで大満足。残念なことを強いて言えば、私の器への造詣のなさ。酒器をはじめ、供される器の数々は時間が醸し出す雰囲気があり、知識があればより楽しいだろうなと思います。

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次回は晩秋〜初冬。もう今から楽しみでなりません。伊藤さん、ありがとうございました!


今回出逢ったお酒

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産土 Ubusuna 2022 山田錦 生酒


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新政 秋櫻 -Cosmos-


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天美 純米大吟醸 播州愛山


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朝日鷹 特選 本醸造 低温貯蔵酒


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十四代 黒縄 大吟醸


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十四代 特吟 純米大吟醸

りた
非公開
日本料理 / 駒場東大前)

昼総合点★★★★ 4.7



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