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nao.のたまに行くならこんな店 「山利喜 本館」
- 2023/02/27(Mon) -
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森下にある「山利喜 本館」でちょい飲み。ここは言わずと知れた北千住「大はし」、月島「岸田屋」と並ぶ東京三大煮込みの名酒場。その歴史を紐解くと、関東大震災の復興間もない大正14年(1925)まで遡り、初代店主の山田 利喜造さんの名前を縮めて、この「山利喜」という店名になったそうです。しかしながら、昭和20年(1945)の東京大空襲で店舗と店主までも失ってしまい、失意の中で長男・山田 要一さんが店を再開し、その当時に提供していたのが名物となる『煮込み』だそうです。そこから三代目・山田 廣久さんがフレンチの要素を取り込むことで更に人気となって、四代目・山田 研一さんに受け継がれているそうです。

「山利喜 本館」は地上5階・地下1階を要する新しいビルですが、店内に入ると何処となく凛とした雰囲気があり、老舗たる風格が漂います。


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煮込み(玉子入り)
素焼きの皿にグツグツと踊る『煮込み』。野菜などは一切入っておらず、使っている部位は牛のシロ(小腸)とギアラ(第四胃)のみを丁寧に6時間以上煮込んでいるそうです。褐色のモツを口に入れると、プルプルとした脂のジュワリとした甘味が広がります。八丁味噌ベースみたいですが、その色から想像出来ないほどに肉の旨味が活きていて、どことなく「洋」の味わいがします。その秘密は隠し味に高級な赤ワインとブーケガルニを使っているそうで、この『煮込み』は継承された伝統と新たな革新のひと品というわけです。オススメされた『ガーリックトースト』を一緒に食べると、病みつきになりそうなくらいに美味しい。


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やきとん
当然ながら、『やきとん』も美味しい。使っているのは芝浦の東京食肉市場から直送される安全な国産豚の新鮮な内臓だそうで、タレと塩を選ぶことができます。塩でも内臓の臭みなどは微塵も感じず、継ぎ足し使われているタレに辛子をビシッと効かせて食べるのも美味しい。

ちょい飲みでは勿体ないくらいの奥深さがあり、さすがは東京三大煮込みの一角と呼ばれる美味しさがありました。またゆっくりと腰を据えて飲みに行きたい酒場です。

山利喜 本館
東京都江東区森下2-18-8
03-3633-1638
居酒屋 / 森下駅清澄白河駅菊川駅

夜総合点★★★☆☆ 3.7



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