nao.の最高のランチ「La Clairirere #15」
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- 2023/02/08(Wed) -
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![]() ひと昔前はジビエにどハマりしていて、シーズンの始まりを告げる雷鳥から鶉・鴨・鳩・熊・鹿などなどを食べてきましたが、最終的に私の中で鴨が一番かな?と思っていました。ジビエの中でも「ジビエの王様」と称される高級食材があります。 ![]() べキャス 身よりも内臓や脳味噌が珍重されるジビエで、私も何度か食べる機会がありましたが、内臓から作られるソースはまるでアンチョビのような風味が独特すぎてあまり好きではなく、高額な金額を出してまで食べることはないと思っていた食材です。 とある朝、インスタを眺めていると「べキャス入荷」の投稿があって、何となくDMを送ったのが白金高輪にある「La Clairirere」です。オーナーシェフの柴田 秀之さんの料理は美味しいのは勿論ですが、ひと皿に込められている熱量が凄まじいので、「べキャスはどんな風になるのだろう?」という興味があったのです。 ![]() Menu Bécasse ![]() エクレア♡ 中にはブータンノアールが入っており、仕上げに例のカンボジア産の非加熱ハチミツをかけて。 口の中でサクリという音を立てて、ハチミツの濃密な甘味とクリームに入れられたカルヴァスの風味が広がり、ゆっくりとブータンノワールの旨味が溢れてきます。 ![]() カリフラワーの三重奏♡ 下から福島県須賀川産の蕪のムース、藻塩のジュレ、カリフラワーのヴルーテの三層からなるスペシャリテ。まさに旨味の塊で、カリフラワーの甘味も確りとしており、グラスの奥側にある塩を最後に混ぜ合わせることで味わいの輪郭もハッキリとします。 ![]() 海のサラダ♡ 真牡蠣・帆立・筍・ちぢみほうれん草・菜花をソース・シャスールで。 全体的に甘味のある食材の中で、ソースに入れられた粒マスタードの酸味がとてもよく合います。そして、具材にあるトマト・ちぢみほうれん草・菜花が更なる酸味や苦味を与えているので、海鮮の旨味が映えます。 ![]() べキャスのビスク♡♡ 半身のべキャスを使ったビスク。底にはフォワグラがあり、上にはベーコンの旨味を乗せたミルクの泡とメダル状の黒トリュフ。 超絶に美味しい!少量でも口に入れると、猛烈な香りと旨味が広がり、フォワグラでコクをミルクの泡で旨味を黒トリュフで香りを跳ね上げ、美味しい以外の言葉が見つかりません。 ![]() ![]() ![]() ![]() べキャスのロースト/NAUTIS-SAINT-GEORGES LES CHAIGNOIS 1998♡♡ べキャスの下には根セロリのピューレと紫キャベツのマリネ。 べキャスといえば、身よりも内臓が重要視されるジビエ。その内臓はどこか魚のようなアンチョビのような風味が特徴的です。しかしながら、このべキャスにはそれらが強烈には感じず、ただ旨味だけが濃厚且つ綺麗な味わい。身もジューシーで厚みがあり、確りと美味しい。 後から別皿で供された内臓をペースト状にしてパンに乗せたものが非常に美味しく、身よりもコレがメインを張れる美味しさ。久しぶりのべキャスは「ジビエの王様」と称されるのが実感できる素晴らしいひと皿でした。 ![]() タルトタタン♡ 紅玉とグラニースミスを使ったタルトタタン、年代物のアルマニャックを使ったバニラアイス、キャラメルアイス。 このタルトタタン、実に美味しい。初めは甘味が広がり、後から酸味が追いかけてくるように広がります。添えてあるバニラアイスも確りとアルマニャックの風味が活きていて美味しい。 ![]() ミニャルディーズ あまおうとフルールドビエール、ハチミツカヌレ、紅茶のフィナンシェ、フロランタン。 久しぶりとなるべキャスは非常に美味しかったです。これがジビエの王様たるべキャスの真の力なのか!肉だけならば、個人的には鴨が好きですが、内臓の旨味ならば別格の美味しさ。 コース全体を見ても、付け入る隙すらない完璧な料理の数々。やはり柴田シェフの料理は熱く、とても美味しかったです。
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