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nao.のたまに行くならこんな店「anchoa」
- 2021/09/14(Tue) -
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和食・フレンチ・イタリアン・中華と色々と食べていますが、あまり縁がないのがスパニッシュつまりスペイン料理。先日、予約不可能と思っていた日本橋にある「aca1°」に行かせていただき、そこでスペイン料理の美味しさに目覚め、新しいお店を探している時にご紹介していただいたのが鎌倉に2021年8月18日にオープンしたばかりの「anchoa」です。
ここは代々木八幡で9年間営業していたスペイン料理店「Ardoak」の酒井 涼さんが店名を変えて、ここ鎌倉の地で新たにオープンしたお店です。店名の「anchoa」とは、カタクチイワシ=アンチョビの意味だそうで、スペイン人にはなくてはならないものなのだそう。

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鎌倉駅から御成町方面に向かい5分とかからない立地にありますが、路地裏にひっそりと構える隠れ家的なお店です。カタクチイワシかな?可愛いお店のロゴのあるガラスの扉を開けて、入店です。陽の光が差し込む明るい店内はカウンター3席、テーブル席が4卓とかなり広々としており、オープンキッチンからは酒井シェフの調理も見ることができます。料理はランチ・ディナー共に完全予約制、アラカルトなしのコースのみだそうで、今回はランチコースを利用しました。


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バスク郷土料理ランチコース


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ピンチョスの盛り合わせ
左からヒルダ(アンチョビ、オリーブ、ギンディ−ジャ)、三崎マグロのツナ・ゆで卵、バスク豚のサラミ、海老の串焼き、鯖の酢漬け・羊のチーズ・マーマレード。
どれも実に美味しく、緊急事態宣言中でなかったならば、間違いなくワインを注文して一緒に食べたいものばかり。


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季節の野菜を使った前菜
ニンニクと生ハムで味わいの輪郭を確りとさせたスペインのミネストローネの『メネストラ』。スープというよりかは煮込み料理に違い感じで、鎌倉野菜の旨味を抽出したかのような優しくも力強い味わいです。


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魚介のスープ♡♡
供された時点でスープから立ち込める香りがヤバい。黒に近い褐色のスープはバスク地方の特徴だという鰆・烏賊・浅蜊が入った魚介のスープ。黒い正体はイカスミではなくて、玉葱なんだそう。コレは濃厚で非常に美味しい♡まさに旨味の塊のようで、スープ自体の骨格が確りとしている感じです。


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煮込み料理
雛を「OSADA FARM」で90日齢以上平飼いし、オリジナルブレンドの飼料で飼育した「小田原地鶏」を使ったピぺラーダ。ピペラーダとはバスク地方の郷土料理で玉ねぎ・パプリカ・トマトなどを炒めて煮込んだラタトゥイユのような料理だそうで、この皿でいうならば小田原地鶏ではなくて、その下に敷かれたものこそがまさに主役。ほのかなトマトの酸味とピーマンの甘味や香りが素晴らしく、主役ではない「小田原地鶏」が絶妙に美味しい。部位は胸肉とささみですが、しっとりを通り越してとろけるような食感です。特にささみが凄かった!


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アロス・ア・バンダ♡♡
既存のコースだと『あさりご飯』だったのですが、『パエジャ』に変えていただきました。今回はバレンシア地方の漁師飯、魚介のスープで炊き上げたシンプルな『アロス・ア・バンダ』です。別皿に味変でアイオリソースを添えて。
大きなパエジャ皿に薄く広げられたご飯は米の一粒一粒が魚介スープを確りと吸い込んでいて、褐色に照り輝いています。まずはそのまま食べてみると…具は入っていないにもかかわらず、魚介類の旨味がグッと主張してきて存在感を感じます。アイオリソースを混ぜて食べると、また別の料理のような濃厚な味わいになり美味しい。事前にお願いすると、具も入れてくれるそうなので、次回は『パエジャ』を食べてみたい。


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バスクチーズケーキ♡♡
ひと口食べて驚く美味しさ。なんというトロトロ加減なんでしょう。今までのバスクチーズケーキが霞むくらいの美味しさ!まさに恋に落ちるような感じ。ホールで買うこともできるそうで、コレはホールで買って食べたい!


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小菓子
スペインの伝統的なお菓子というアロス・コン・レチェ、フラン・デ・イェマ、タルタ・デ・サンティアゴ。飲み物は蜂蜜香るスペインのカモミールティー。

スペイン料理とは、こんなにも美味しいものだったのか!と驚くほどに好みの味わい。そして、どの料理も供された瞬間に立ち上る「間違いなく美味しい!」と確信できるような香りがたまりません。ディナーメニューの『イカの炭火焼き』や『ヒラメの丸焼き ゲタリア風』など、まだ見ぬ料理を是非とも味わってみたいです。

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酒井シェフ、お見送りまでしていただき、ありがとうございました!

anchoa
鎌倉市御成町2-14-3 御成ヴィレッジA棟 1階
070-1314-0406
スペイン料理 / 鎌倉駅和田塚駅由比ケ浜駅

昼総合点★★★★ 4.5



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