nao.の極上の鮨「日本橋蛎殻町すぎた #15」
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- 2022/08/08(Mon) -
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![]() 逢へりし君に 恋ひにてし/日本橋蛎殻町すぎた ![]() じゅんさいと長芋 底に凍らせた卵黄とすりおろした長芋があり、大粒のじゅんさいと混ぜ合わせることで、なんとも涼やかなひと皿に。 ![]() ![]() 泥障烏賊と真子鰈♡ 生姜醤油でいただく分厚い泥障烏賊は両面に包丁入れることで、口の中でねっとりととろけて甘味が広がります。そして、コレ以上のモチモチ感があるのか?と考えてしまうほどの真子鰈の食感の心地良さ。 ![]() 茹で蛸♡♡ 『蛸の柔らか煮』が定番ですが、今回は『茹で蛸』。なんと言っても驚くのは見た目以上の柔らかさ。そして、咀嚼の度に広がる香りが素晴らしい。鮨店で蛸が供されると、実に嬉しい。 ![]() 穴子の茶碗蒸し♡ 蓋を開けると、鮮烈な山椒の香りが鼻をくすぐり、卵のコクと穴子の旨味がとてもよく合い、美味しい。 ![]() 鮟肝♡ 甘く炊いた鮟肝と秋田県の新政酒造の貴醸酒『陽乃鳥』と共に。鮟肝の甘味をキレのある『陽乃鳥』の甘味で洗い流す素晴らしいマリアージュ。 ![]() 数の子の味噌漬け♡ 数の子は厚みもあり、口の中でバリバリと弾けるよう。食感フェチにはたまらない肴。 ![]() 赤むつの焼物♡ 皮目がとろりとして甘味が広がり、その後に旨味がグッときます。 ![]() 鮑の肝の味噌漬け(追加) 口に入れると、目を閉じると海岸を目の前にしているような磯の香りが広がります。 ![]() メヒカリの粕漬け(追加)♡ 去年もいただいた「日本橋蛎殻町すぎた」の中でも新しい肴。確りとした粕の香りの中で、フワフワなメヒカリの軽さが素晴らしい。無限に食べられそう。 ![]() 小鰭♡♡ 杉田親方の名刺代わりの一貫。小鰭の酸味、シャリの塩味、そしてそれらが混ざり合うことで旨味が引き出されていく口福の一貫。 ![]() 墨烏賊♡ 小気味よいサクサク食感。酢橘の爽やかさと墨烏賊の甘味が映えます。 ![]() 鶏魚♡ 夏を告げる鶏魚はとろりとして舌に吸い付くよう。爽やかな旨味と食べ終えて残る甘味が美味しい。 ![]() 真子鰈♡ 昆布〆された真子鰈は昆布の旨味をはじめに感じ、モチモチ感を楽しんでいると溢れる甘味が秀逸。 ![]() 鰹♡ 鰹は藁焼きしてから漬けにしたものを地からしと共に握られます。口に入れると薫香が鼻から抜け、ほのかな鰹の酸味がとても美味しい。 ![]() 春子鯛♡ 軽い昆布〆にされた春子鯛は食べ応えもあり、口の中で主張する存在感が素晴らしい。 ![]() 海松貝♡ 極上のサクサク食感。そして広がるちょっとクセのある甘味が美味しい。 ![]() 赤身漬け♡ 今回は北海道噴火湾産定着の42キロのもの。今回は薄く切りつけて折り畳む独特の漬けではなく、厚く切り付けて漬けにしており、脱水された赤身の酸味がグッときます。 ![]() 血合いぎし漬け♡ グラデーションのかかった身はとても美しく、それを漬けにすることで脱水され、旨味が凝縮しています。確りと香りも感じられ、やはり血合いぎしは好みの部位。 ![]() 赤貝♡♡ 杉田親方も唸る宮城県閖上産。食感よりも鮮烈というよりかは複雑味のある香りが素晴らしい。 ![]() 中トロ♡ 霜降りの部位。口溶けは素晴らしく、食べ終えて残る酸味と甘味が美味しい。 ![]() 鯵♡ 酢洗いすることで更に酸を纏う鯵は、肉厚で爽やかな旨味が広がります。 ![]() 大トロ♡ 砂ずりの部位で、見た目からもTHE大トロと言える味わいで、夏の鮪でも確りとした旨味が強くて美味しい。 ![]() 赤貝のヒモ♡♡ 宮城県閖上産のものはヒモが特に美味しいそうで、初となるヒモのみの握り。ザクザクとした食感があり、身と同様に特に香りが素晴らしい。 ![]() 鰹のハラス♡♡ 脂は薄いながらも、やはり美味しい。言われてもコレが鰹とは信じられない別物感。 ![]() 金目鯛♡ 皮目を炙ることで身との境にある脂が溶けて旨味と甘味に変わります。今回は皮目の面積が大きいところだったので、嬉しいかぎり。 ![]() 車海老♡ 頬張ると先端の海老味噌がついている部位が喉に当たるような大きさで、身の甘味と海老味噌の濃厚さがたまらない。 ![]() 赤雲丹♡ 大分県豊後水道産。赤雲丹は香りや甘味よりも濃密で複雑味のある味わいが素晴らしい。 ![]() 馬糞雲丹♡ 北海道利尻産。コレも濃密ですが、明らかに違うのは甘味と香り。 ![]() 浅蜊の潮汁♡ 今回は味噌汁ではなく、潮汁。浅蜊の旨味を確りと味わえる濃度で美味しい。 ![]() 穴子♡ 肉厚な腹の部位を煮つめでいただくのが、大好き。フワフワモフモフな穴子は舌に絡みつき、シャリの塩と酸でより穴子が際立ちます。 ![]() 玉♡ いつものように玉も握りで。シャリが入ることで、甘味の輪郭がはっきりとして私は好きです。 約1年ぶりにやってきた「日本橋蛎殻町すぎた」で、初夏の鮨を楽しませていただきます。 「いらっしゃいまし。いつもの感じで宜しいですか?」 店主・杉田 孝明さんの凛とした空間に響く声を聞くと、張り詰めていた空気がふっと和む瞬間がいつも好き。伺ったときがちょうど季節の変わり目でしたが…肴では茹で蛸、鮨では赤貝とそのヒモがそれぞれ実に香り高くて美味しかったです。 王道たる味わいの中で、肴や鮨には確りと「日本橋蛎殻町すぎた」の顔があり、ハズレなく何よりも美味しい。切りつけや握る姿、鮨を置く残心まで全てが美しい所作の杉田親方、一貫毎に置き台を拭いたり、こまめなお茶(湯呑)の交換とホスピタリティも名店と言われる骨格の1つだと思います。 ![]() プライベートな湯呑まで出していただき、ありがとうございました。また伺える日を楽しみにしております。 湯呑コレクション ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
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