nao. の幸福のシチュー「ビーフシチュー」-グリル佐久良-
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- 2020/09/10(Thu) -
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![]() 人が溢れ返っている昼間とは打って変わって、夜の浅草寺は煌びやかなどこか幻想的な雰囲気に飲まれます。そんな浅草寺を横目にやってきたのは、いわゆる浅草寺観音裏。浅草を代表する二大洋食店が鎬を削っていますが、夜はほぼ予約制の「グリルグランド」に対して、「グリル佐久良」は通常営業。今夜はこの「グリル佐久良」でいただきます。 ![]() 実に5年ぶりとなるこの「グリル佐久良」のシェフは、なんと若い女性。先代のシェフであったご主人の他界をきっかけに閉店したこのお店の味を引き継ぎ、再び開店させたのが現在のシェフである荒木 優花さん。実はこのシェフは、先代の孫娘さんなのです。代替わりしても以前と変わらない人気なのは、祖父の想いと味を忠実に引き継いているからなのでしょう。 食べたい料理は多くありますが、久しぶりということもあり、私が注文したのは…。 ![]() ビーフシチュー このお店の看板メニューであり、初代の祖父から二代目として孫娘へと受け継いた思い出のメニュー。鉄鍋の中に溢れんばかりにたっぷりと肉が入っており、とろりと柔らかく煮込まれています。浅草らしく、濃厚でありながらも後味は軽やかで、どこか「和」を感じられる味わい。まさに「これぞ洋食」という実感が湧きます。実に5年ぶりでしたが、変わらぬ味わいで美味しかった。 ![]() カツサンド お土産で人気の『カツサンド』。カツはヒレを使っていて、厚みがありながらも柔らかい。薄いパンはこんがりと焼かれてサクサクとし、ガブっと噛みつくと溢れる肉汁とマスタードのツンとした辛味がたまらない。 どうしても近くにある「グリルグランド」と比べてしまいますが、どちらかも東京を代表する素晴らしい洋食店であることは間違いありません。強いて言うのであれば、「グリル佐久良」の方が味わいや接客などでより庶民的な印象を受けます。祖父の想いのこもった料理、祖母の下町らしい優しい接客、そして孫娘の伝統を守るという矜恃が詰まった優しいレストランだと思います。いつもでもお元気で続けていただきたいです。ご馳走さまでした。
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