nao.の極上の鮨「日本橋蛎殻町すぎた #6」
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- 2019/03/25(Mon) -
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![]() 定刻近くになると、普段は閑散としている路地に人が集まり、暖簾が出されるのを待ちわびるお店。「日本橋蛎殻町 すぎた」へ再訪です。 ![]() 今夜も杉田親方の目の前に座らせていただき、(何と言っているは内緒ですが)「いつものコース」をお願いしました。 本日の献立 ![]() 海老芋のきぬかつぎ 胡麻と唐墨をかけて。 ![]() 穴子の茶碗蒸し ♡ 卵の優しいコクの中で、ホクホクとした穴子の甘みがじんわりと染み入ります。 ![]() ![]() 帆立と皮剥 北海道野付産ジャンボ帆立を贅沢に丸々1個。口の中での存在感が素晴らしく、繊維に垂直に歯を入れることで食感も豊かになり、強烈な甘みが広がります。 もう一つは、ガラスのように綺麗な皮剥。肝醤油でいただきます。 ![]() 蛸の柔らか煮 確かに柔らかいですが、蛸の旨味や存在感をちゃんと感じる仕上げ。食べたかったのを何も言わずに出してくれました。 ![]() 白子ポン酢 凄く見事な白子。口の中で弾ける純粋で無垢な甘みは、素晴らしい。 ![]() 牡蠣の味噌漬け ♡ 「日本橋蛎殻町 すぎた」で、よく見られる味噌漬け。今回は牡蠣。この味噌床が素晴らしいのかな?実に美味しく、お酒がすすむ肴です。 ![]() 太刀魚の焼物 定番ですね。脂もあり、独特の軽い食感です。 ![]() 北寄貝の炙り(追加) ♡ 軽く生姜醤油につけた北寄貝を軽く炙ったもの。添えられる七味をつければ、後からガツンとくる北寄貝の甘みがより映えて美味しい。 ![]() ガリ ![]() 小鰭 ♡ 杉田さんの名刺代わりの握り。肉厚な身は、じゅわりと口の中で閉じ込められた旨味が迸ります。食べ終えた後の余韻も実に長い。 ![]() 甘鯛* ♡ 塩で〆てから、身の方だけ昆布に乗せたという甘鯛。切りつけが厚く、口の中で甘みを広げながらねっとりと絡み合います。甘鯛と呼ばれるのが、とてもよく分かる味わい。 ![]() 鮃 確りと昆布で〆たオールドスタイル。鮃の存在感を感じながら、最後にふわりと昆布の味わいがします。 ![]() 真鯛* 塩のみで〆た真鯛。咀嚼していくと、じんわりと広がる繊維な甘み。あまり使っていない鮨店も多いですが、真鯛は美味しい。白身3種連続ですが、確りと味わいの変化があって面白い。 ![]() 鰆 ♡ 鼻から抜ける薫香、シャリを包むかのように広げる柔らかな鰆の甘みは、冬の楽しみです。 ![]() 墨烏賊* ♡ 何という厚み。それでもやはり墨烏賊。サクサクとした食感と甘みは、実に鮨種向き。 ![]() 赤身漬け* 千葉県銚子産。柵全体をくるりと薄く切る独特の切りつけ。素早く浸透させる為でしょうか。漬けにしても鮪の香りは生きています。 ![]() 海松貝* ♡ 独特のザクザクとした食感と甘み。だから貝はやめられない。 ![]() 鰹 脂はほぼないですが、旨味の強い鰹。モチモチ感と飛散するシャリとの対比が素晴らしい。 ![]() 縞海老* とろりと舌に絡みつくようにとろける縞海老。甘さも濃厚で美味しい。 ![]() 春子鯛 ♡ 昆布〆した春子鯛を酢橘と塩でいただくちょっと珍しい仕立て。フワフワとした食感の中で、塩味が際立ちます。 ![]() 細魚* 大きな閂と呼ばれる細魚。シャリには浅葱で飾りつけ、爽やかな味わいに。 ![]() 中トロ 先程の赤身と同じ魚体の血合いぎし。生なので、赤身よりも香りも確りと感じられて美味しい。 ![]() 鯵 ♡ 淡路産の小さい鯵だという。山葵と葱・生姜の薬味を入れて握られます。非常に味が濃くて、薬味にも負けない旨味が広がります。 ![]() 子持ち槍烏賊 ♡♡ 握りでいただけるのは、ここだけでは?口に入れた瞬間に溶けます。そしてなくなった後に感じる、その甘み。今年もちゃんと食べれました。 ![]() 車海老 ♡ 茹で上げてから、人肌まで冷ますことで味を馴染ませた車海老。食感・甘み・香り、どれをとっても非がない完成度。 ![]() 金目鯛 ♡ 皮目を軽く炙ることで、滴るような脂が蘇ります。その甘みのある脂はさらりとしており、余韻も続きます。 ![]() 煮蛤* 色はライトですが、確りと染みている煮蛤。噛み締める度に溢れる蛤ジュースが非常に美味しい。 ![]() 赤海胆 濃度な旨味を感じた後に甘みが広がります。食べ終えた後に鼻から抜ける香りもいい。 ![]() 〆鯖* ♡ 鮪以上の濃厚な脂の旨味。鮨店の鯖は、やはり別格の美味しさ。 ![]() 穴子 塩か煮つめを選べる中で、私はいつも煮つめ。舌に絡みつくようなとろけ方。美味しすぎます。 ![]() 玉 ふわりとしたカステラのような玉。 ![]() 椀物 定番の浅蜊の味噌汁。日本人のDNAが呼び起こされる味わい。 握り21種(北寄貝を肴で食べなければ22種だった)、今夜も「日本橋蛎殻町 すぎた」にある全種を食べ尽くしました。前回いただいた『鰹のハラス』のような存在すらも知らない種はなかったですが、個人的に白眉的だったのは白身3種。甘鯛・鮃・真鯛と珍しくはない魚ですが、それぞれ違う仕事をして味わいに確りとした変化をつけていることが、さすがとしか言いようがありません。またいつもこまめに替えてくれるお茶などの細やかなサービスもこのお店の素晴らしさの1つだと思います。 湯呑みコレクション ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 料理のクオリティ・ゲストへのサービスやホスピタリティ、いつ訪れても確実な幸せが約束された鮨店です。 杉田さん・女将さん・スタッフの方々、ありがとうございました。次回は初夏、また宜しくお願いします。38500
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