nao.の極上の鮨「はっこく #4」
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- 2018/07/02(Mon) -
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![]() 先月に引き続き、今月も訪問となる銀座にある鮨店「はっこく」。2018年も残すところ半分となりましたが、この年を代表する鮨店としては間違いありません。3つのカウンターがフル稼動するのは来年の今くらいだそうなので、未だにお店の真の姿は見えないといった感じでしょうか。 今夜も漆黒のエントランスから、佐藤 博之さんが待つ真白のカウンターで、握りの劇場を楽しみます。 ![]() 今夜の献立 ![]() 突先 ♡ 鮪の頭に近い突先という筋が多いけど、旨味の強い部位を使った手巻き鮨。佐藤さんの名刺がわりのスペシャリテ。 ![]() 真子鰈 肉厚でモチモチとした食感を楽しんでいると、鰈の甘味が赤酢のシャリと混ざり合います。 ![]() 箸休め① 新玉葱のポン酢和え。 ![]() 春子鯛 黄身酢おぼろで〆られた春子鯛はまだ瑞々しく、口の中で感じるふわふわ感が素晴らしい。 ![]() 伊佐木 ♡ 夏を告げる魚の伊佐木。身の固さはなく、とろりと舌の上で脂を感じます。 ![]() 皐月鱒 ♡ 醤油漬けされた鱒は、伊佐木を超えるとろけ具合。食べ終えた後に、ふわりと鱒の香りが鼻から抜けていきます。 ![]() 牡丹海老 ねっとりとした牡丹海老の甘さと赤酢のシャリとのマリアージュは、秀逸。 ![]() 鰹 ♡ つまみとしてはよく食べますが、握ることを考えて薫香はつけていません。握る前に軽く皮目を炙ってから、握られます。美味しい。 ![]() 鱚昆布〆 輝くような身に格子状の飾り包丁を入れられ、そこに煮切りが塗られると、なんともインスタ映えする鮨に。ややしっかり目に昆布〆されています。 ![]() 真蛸 ♡ 初の種。噛み締める度に、蛸から旨味が溢れ出してシャリと混ざり合います。口の中で完成する蛸飯のような鮨です。 ![]() 蝦蛄 ♡ 前回に引き続き、食べられた蝦蛄。甲殻類にも似た旨味と甘さは、このシャリと合わないはずがありません。 ![]() 箸休め② ♡ ピーマンの塩昆布和え。「はっこく」で1番人気というこの料理。ピーマンの苦味などは全くなくて、確かに美味しい。 ![]() 鯵 銀皮も美しい鯵。程よい脂と生姜の爽やかさが、口いっぱいに広がります。 ![]() 鳥貝 珍しく裏返しで握られた鳥貝。ワタの部分がダイレクトに舌に当たるので、ワタの甘さを存分に感じられます。 ![]() 毛蟹 ♡ よくある種ですが、実に美味しい。瞬時に口の中で、毛蟹の濃厚な味がシャリと混ざり合い、説明不要の美味しさが広がります。 ![]() 煮蛤 ♡ 低温調理された蛤は、実に柔らかくて噛みしめる度に蛤の旨味が溢れ出します。「鮨 とかみ」時代から大好きな種です。 ![]() 鮟肝 ♡♡ 予め鮟肝は崩されているので、口に入れた瞬間に混ざり合い、鮟肝ご飯が完成します。濃厚な種は、実にこのシャリとよく合って美味しい。 ![]() 鱧 この時期らしい種です。しかしこのシャリと合うのか?と思っていましたが、炙られた皮目からじゅわりと溢れる脂もあって、なるほど美味しい。 ![]() 墨烏賊 塩で供するお店が多いですが、ここでは醤油。なので、醤油の香りもサクサク食感と共に楽しめます。 ![]() 鮪 赤身 ![]() 鮪 中トロ ![]() 鮪 漬け ![]() 鮪 大トロ 今回は、島根県産の180キロもの。さすがにこの時期の鮪はライトな感じ。珍しいのは、クラシックな湯霜の漬けでしょうか。佐藤さんのは初めて食べました。この時期ならではなのかな?香りも活きていて、美味しい。 ![]() 箸休め③ ヤングコーンとカリフラワーのグリル。このヤングコーンは、髭ごと食べるのがポイントです。甘みもあって、美味しい。 ![]() 小鰭 見た目も美しい小鰭は絶妙な〆具合で、好み。 ![]() 車海老 ブレのない安定した美味しさ。温度も甘さもちょうどいい。 ![]() えぼ鯛昆布〆 ♡ あまり見かけない鮨種ですが、れっきとした江戸前の種。水分の多い魚なので、昆布〆すると抜群に美味しくなります。 ![]() 平貝 柚子香るサクサク食感の平貝。シャリも小さめなので、平貝で包むような感じもいい。 ![]() 鰯 ♡♡ すごいトロトロの鰯は、上に乗せられた梅が脂っこいはずの鰯を爽やかにしています。 ![]() 金目鯛 ♡ 前回に引き続き、幽庵漬けにされています。程よくコントロールされた脂が素晴らしい。 ![]() 太刀魚 ♡ このお店のスペシャリテと言っても過言ではない種。低温調理をして、上に赤酢のつめを塗って供されます。焼いたものと一線を画すようなしっとり感は、唯一無二の味わいです。 ![]() 蝦夷馬糞海胆 スッと溶ける海苔に、甘く濃厚な海胆がたまりません。 ![]() のど黒 ♡ 身の部分は昆布〆に、皮目を炙ることで脂が滴ります。特に今夜のは身も厚くて、食べ応えがありました。 ![]() 穴子 羽田沖の江戸前だそう。とろけるというよりかは、ホクホクとした感じ。 ![]() 箸休め④ ケールとブラウンマッシュルームのサラダ。かけられているのは、「はっこく」オリジナルドレッシング。 ![]() 玉 〆の玉も佐藤さんのスペシャリテ。鮨店では珍しく、表面をキャラメリゼした完璧にデザート寄りの玉です。 ![]() 味噌汁 「鮨 とかみ」時代よりは攻めていませんが、美味しい味噌汁です。 ![]() 約3時間の怒涛の握りの数々は、いつ食べても圧巻と言わざるを得ません。総額的には高額となりますが、銀座でこれだけの種数を食べることはまず出来ないし、30貫という数から見てもいいCPだと思います。 鮪がこの時期らしいライトな感じだったのが少々残念なとこですが、他の種で補っても余りある美味しさでした。白眉的な種としては、『鮟肝』や『鰯』でしょうか。『鰯』に関しては何度かいただいていますが、今夜のは実に素晴らしい美味しさでした。 佐藤さん、今夜もありがとうございました。また宜しくお願い致します。38610。
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