nao.のたまに行くならこんな店「イチリンハナレ」
- 2017/07/16(Sun) -
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紫陽花が映える季節に予約をしたのは、鎌倉でゼロからのスタートを切った齋藤 宏文シェフのお店「イチリンハナレ」です。東京 築地にある「東京チャイニーズ 一凛」の姉妹店という位置付けだそうですが、私の感想は…。

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当日。
賑やかな小町通りを抜け、鎌倉市川喜多映画記念館を横目にして、浄光明寺の方角へ。人気はどんどんなくなって、当然の如く観光客など皆無で、この辺に住んでいる方しか通らないような道の先にこの「イチリンハナレ」はあります。風に揺れる藍色の暖簾を潜ると、古き良き時代の古民家が現れます。引き戸を開け、名前を告げるとメインダイニングまで時計回りに中庭を見ながら案内されます。まだ他のお客さんがいらしてなかったので、個室やその縁側にある月見台、レトロなタイル張りのトイレなどを見せていただき、いよいよメインダイニングへ。メインダイニングはかなり広々としたロングカウンターで、料理によってはシェフズテーブルにもなるのだそう。

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テーブルには本日のメニューがヒントのように書かれていて、ワクワク感がたまりません。齋藤シェフともう1人シェフがこの「イチリンハナレ」にはいらして、四川飯店時代の同僚であり、スパニッシュやフレンチなどの他のジャンルを経験された望月 康弘シェフです。このお二人で作り出される料理が、東京の「一凛」とは違う「イチリンハナレ」ならではの料理を生み出しています。
齋藤シェフがいらしたので、挨拶をさせていただき、料理スタート。

本日の献立


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桃 中国セロリ
熊本産桃と中国セロリの冷製スープで、緑のドットはミントオイル。想像以上の桃感で、ミントの爽やかなアクセントが心地いい。


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ぼたん海老
ぼたん海老と書かれた料理は、ぼたん海老の紹興酒漬け。紹興酒は生姜をつけたものだそうで、ぼたん海老の甘みがより一段と伝わります。美味しい。


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よだれ鶏 ♡♡
四川料理の定番料理にして、東京の「一凛」でも人気の料理。兵庫県の高坂鶏を使用し、上にはこの鶏の白レバーパテを。柔らかく、凄くジューシー。皮目の部分のゼラチン質が甘く、辛めのタレでも鶏の味が分かる味わい。


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に つける餃子 ♡♡
まずはそのままでと言われて供されたこの餃子、めちゃくちゃ美味しい。厚みのある皮はモチモチとして、タレをつけなくても、濃厚な味わい。でもよだれ鶏のタレをつけると、更に美味しい。ふわりとパクチーの香りが濃厚な脂を追いかけるよう。


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大海原 上澄み
その正体はジャスミンライスのお粥の上澄みで、蛤を煮たもの。極力、調味料の類を使わないようにしているそうで、自然の旨さが美味しい。


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佐島といえば… ♡♡♡
佐島といえば、蛸。その蛸を柔らかく煮あげて、更に唐辛子で炒めたもの。そして蛸を煮あげたその出汁で白米・赤米・黒米を炊いたリゾットを添えてあります。この料理こそが齋藤シェフと望月シェフのフュージョンを表現したものだと思います。供された時点で、香りがすごい。蛸も柔らかく、ジューシー。蛸よりも添えられたリゾットが実に美味しい。丼で食べたいくらい。


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四川山椒 低温豚 ♡♡
かなり大きく切りつけられた豚肉とその上には青山椒、下には赤山椒が散りばめられています。青山椒は鮮烈な香りと刺激、赤山椒はじわりじわりと後からくる刺激。添えてあるのは、焼き茄子ピューレと搾菜や中国セロリなどの炒めもの。
この豚は柔らかく、脂も甘い。それにこの2種の山椒が素晴らしいアクセントとなっていて、ソースの類などは全くいらない。


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オマール海老 フカヒレ ♡♡
鶏だけと取った出汁でオマール海老とフカヒレを仕上げたもの。この出汁が実に濃厚で美味しい。フカヒレはこういう出汁が命ですねー。


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金目鯛 ナンプラー
蒸すことで、金目鯛の濃厚すぎる脂を確りと抑えて、プリプリの身が素晴らしい。味わいもベースとなるのが、本日使った魚の出汁とナンプラーを少量のみというじんわりとする味わい。


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パッションフルーツ 海老 金華ハム
最初は?と思っていましたが、供されて思い出した!このお店の海老マヨには、パッションフルーツを使っていることを。この爽やかな甘味と酸味が素晴らしく、まさにスペシャリテと言える逸品です。金華ハムを使ったクリームコロッケもスペインのアリオリソースを添えてあり、中華としては面白い。このコロッケ、口に入れるとすぐに溶ける!驚きの逸品。

〆の料理はめんと麻婆豆腐があり、私は麻婆豆腐を選ぶつもりだったのだけど、齋藤シェフがどっちも食べちゃいなよって仰ったので(笑)


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めん
極上の上湯で食べる麺。この料理の主役は麺ではなく、スープ。麺は見たことないほどに細く、九州ラーメンのバリカタみたいな歯応えが面白い。個人的には、もう少しスープの塩分を押さえた方が好み。


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陳麻婆豆腐
どんだけ辛いのかと思っていましたが、これが意外とそうでもない。旨辛とはこういうことを言うのかと思うくらいに美味しい。


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杏仁豆腐
デザートはカウンターの目の前で調理されます。まず、皿にはパイナップルとそのシャーベット、アロエ、ヨーグルトソースを乗せ、その上からエスプーマ状の杏仁豆腐を盛りつけます。


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焼き菓子
山椒を練り込んだショコラと杏仁クッキー。

「イチリンハナレ」には、東京のお店のスタッフは誰もいないそうで、齋藤シェフの新しい土地でゼロからという意気込みが感じられます。これから本格的に使うであろう個室やシェフズテーブル、手付かずの茶室もあり、空間的にもまだまだ楽しみな要素も多い。『よだれ鶏』や『海老マヨ』などの「一凛」名物料理も、齋藤シェフは「一凛よりも美味しくしたい。ライバルだから」と仰っていたので、より洗練していかれると思います。また望月シェフとのフュージョン料理もどのように活かしていくのかが、楽しみでもあります。要するに、まだまだこれからということでしょうか。
兎に角、この古民家が外観から内観まで素晴らしい。昼と夜とでは全く違う雰囲気を醸し出しているので、今の季節ならばその両方が楽しめる17:30からがオススメ。料理だけでなく、是非この雰囲気も味わって欲しいと思うお店です。

イチリンハナレ
鎌倉市扇ガ谷2-17-6
0467-84-7530
四川料理 / 鎌倉駅

夜総合点★★★★ 4.7



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