nao.の魂の一串「鳥かど」
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- 2017/01/27(Fri) -
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その若き店主の背中は語る。某作品の言葉を借りるならば、
戦いには理由がいる だがそれが理想であってはならない。 理想の為に戦うのなら、救えるのは理想だけだ。 ![]() 目黒の名店「鳥しき」が10年目にして、ついに分店をオープンさせると池川大将から聞いたのは12月の中ぐらい。早速、予約して訪問です。立地は同じ目黒で、「鳥しき」とは逆方向に歩き、権太坂商店街を抜け、目黒川を超えたビルの地下にひっそりと構えています。 「鳥かど」 「新しい門出」を意味する"かど"には、才能や一族などの意味もあり、池川大将の色々な思いが感じられます。外には看板もなく、階下に小さな表札があります。重い黒い戸を開くと、漆黒の壁とスポットライトに浮かびあがるコの字カウンター、藍色の暖簾に家紋が映える。カウンターには受け皿・薬味・串入れのみで、ショーケースやあのメニュー板や飲み物メニューすら置いていません。余計なものを排除した洗練された店内です。 本店の「鳥しき」に比べると、座席数はさほど変わりませんが、調理場がかなり広い。3倍くらいありそう。スタッフは4名で、焼き場は一つなので、一人で黙々と焼くスタイル。「鳥しき」と同じく、お任せ・お好みのストップ宣言システムです。 この分店を任されているのが、ガタイのいい少々強面の小野田 幸平さん。かなりお若い方です。池川大将が言うには、「nao.さんもご存じだと思います。小野田も知ってますから」と言われていたのですが…うーん…(@_@) 内臓多めのお好みでスタート。ただ本店にあったような『背肝』『ちょうちん』などはまだないそうで、追い追い本店と変わらないような感じになるようです。 ワガママ言って、ごめんなさい。 実食 ![]() お通し お漬物と生野菜(菜の花、ラデッシュ、芽キャベツ、チコリー)をもろ味噌で。 ![]() さび焼き 鮮烈な山葵の香り。火入れは少々入れすぎか? ![]() かしわ ♡ 伊達鶏の旨味と脂をぎゅっと閉じ込めた感じ。美味しい。 ![]() 砂肝 ♡ 素晴らしい食感。口の中で、噛むたびに踊る感じがします。 ![]() 首の皮 表面はパリッと、モチモチとした食感。 ![]() ポテトサラダ 暖かいポテトサラダで、下には鶏そぼろが忍ばせています。これは「鳥かど」スタイル。いいですね♪ ![]() 白玉 「鳥しき」と同じ半熟。 ![]() オクラ ![]() 血肝 本店「鳥しき」の看板とも言うべき一串。遜色ないとろけ具合。 ![]() 丸はつ ♡♡ 美味しい。火入れが神がかってきた! ![]() 銀杏 ![]() レバーパテ 「鳥かど」メニュー。いいアテです。 ![]() 食道 ♡♡ 絶妙。シャコシャコした食感の中で、とろける脂。美味しい。 ![]() 手羽皮 厚みのある皮は食べ応えがあり、火に当たっている部分はパリッと、中心はとろける脂。 ![]() はつもと ♡♡♡ コレは今夜の1番かも。歯を跳ね返すような弾力、噛み締めると溢れる肉汁。素晴らしい。 ![]() せせり ![]() よだれ鶏 こんな料理まで! ![]() はらみ ♡ 歯が肉に入ると、瞬間とろける。 ![]() 手羽先 ![]() つくね ![]() そり ![]() 親子丼 ♡ 本店と変わらぬ美味しさ。 ![]() 鳥スープ コレは上品を通り越して、薄い。薄すぎる。 全体的なオペレーションはまだまだ感があり、それは時間が経つにつれて、疲れとともに多く見られるようになりました。まだオープンして1ヶ月も経っていないので、仕方がないかな。 料理に関しては、分店を名乗るだけあり、部位によっては遜色ない味わいで、美味しい。串の合間に供される小皿はなかなか面白く、焼鳥店という概念をいい意味で変えてくれます。 まだ2つの個室解放やお弁当などのテイクアウト、本店と変わらぬ串の種類と課題は山積みで、お若い小野田さんの双肩には多大なるプレッシャーがあることと思います。その中でも、一歩一歩確実に名店への階段を登っていく男の背中が、実にカッコよく思えた夜でした。 ご馳走様でした。また宜しくお願い致します。
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