ラーメンのスープベースというと鶏ガラや豚骨が王道としてありますが、現在では牛骨や海老などの魚介類も多く見られるようになりました。その中で私が注目しているのが、鴨です。なかなかの高級食材だと思いますが、鴨ラーメンをウリにするお店が増えてきたような気がします。

一番行きたいお店があるのですが、今回は銀座にある「九代目けいすけ」に初訪問。銀座にしては周りに有名なラーメン店が多くあり、ちょっとしたラーメンストリートです。
店内は和を思わせる造りで、ラーメン店ぽくないというのが、第一印象。15時くらいで、客入りは半分くらいなので、繁盛しているのでしょう。注文は食券制で、私が選んだのは『芳醇鴨そば極み』という、いわゆる全てのトッピングをしたものです。



実食
上にトッピングされているのは、半熟鴨チャーシュー・鴨だんご・昆布〆卵黄・自家製メンマ・ごぼう天。鴨にごぼうは合うと言いますが、まさか天婦羅で合わせてくるとは。店主の竹田敬介さんらしい独創的な発想ですね。麺は小麦を丸ごと使用した全粒粉みたいで、モチっとしており美味しい。スープはちゃんと鴨！鴨！していて、芳醇の名前に恥じない仕上がりです。トッピングされた半熟鴨チャーシューやオーダー毎に焼く鴨だんごは、かなり美味しかったです。ただ一つ疑問が。これはラーメンなのか？日本蕎麦を食べている感じで、メンマを食べると「あ、ラーメンだ」と思い出すような感覚になります。鴨そばと謳っているので、アリといえばアリなのでしょう。

九代目けいすけ
東京都中央区銀座-12-15 いちご銀座612ビル 1F
03-6274-6655 （ラーメン / 東銀座駅、銀座駅、築地市場駅）

昼総合点★★★☆☆ 3.7

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