nao. の今宵の止まり木「The Bar CASABLANCA」
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- 2023/04/28(Fri) -
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馬車道にある「The Bar CASABLANCA」に再訪。今夜はオーナーバーテンダー・山本 悌地さんはおらず、一戸 揚太さんが出迎えて下さいました。 フィリップ・スタルクの優しい灯りの中、バックバーで出番を待っているまだ知らぬボトル達も気になりつつも、やはり「The Bar CASABLANCA」で飲みたいのは、旬のフルーツカクテル。今回は今季最後の苺と旬のブラッドオレンジをいただきました。 ![]() Strawberry Cocktail♡ 名残りのいちご。いちごの香りや甘味、そして仄かな酸味が活きており、お酒であることを忘れる味わい。 ![]() Blood Orange Blossom♡ 口に近づけると、ブラッドオレンジの香りが華やぎ、芯のあるジンの強さがガツンときて、後味にブラッドオレンジの甘味が映えます。 どちらのグラスも華やかな香りが印象的で美味しい。山本さんが作り上げた「The Bar CASABLANCAの系譜」を確りと感じられた夜になりました。
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nao.のたまに行くならこんな店「日本橋人形町 川田 #10」
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- 2023/04/26(Wed) -
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![]() 美しき一輪花/日本橋人形町 川田 ![]() 芋茎の吉野煮♡ 定番のスターター。シャクシャクとした食感の芋茎に絡む出汁の旨味と生姜の辛味。いつもながらにホッとする味わい。 ![]() 海鼠腸の飯蒸し♡ 海鼠腸の塩辛さが実にお酒のアテにピッタリで、そこに飯蒸しという炭水化物が実にニクい。 ![]() ばちこと菜の花♡ ほろ苦い菜の花の味わいは春らしく、軽く炙ったばちこがお酒を呼びます。酒飲みの為のアテ。 ![]() 蛍烏賊の沖漬け♡ クセなどは微塵もなく、あるのは旨味のみ。まさに酒盗。 ![]() 白魚の揚げ物♡ 丁寧に一本ずつ揚げられた白魚はフワフワとして、確りと白魚の旨味と甘味がします。 ![]() うすい豆の薄甘含ませ♡ 甘味のある鰹出汁の中で、シワもなく丸々とした豆の甘さが映えます。さほど豆は好きではないのですが、コレは美味しい。 ![]() 山菜の揚げ物♡ 構成はタラの芽・蕗の薹・筍・コシアブラ。口の中で、それぞれ衣に閉じ込められた香りが一気に爆ぜるようで、特にコシアブラの香りが凄い。 ![]() 花山椒のしゃぶしゃぶ♡ 霜降りの良質な肉をしゃぶしゃぶして、花山椒と合わせる。シンプルですが、実に美味しく、春らしいひと品。 ![]() 真鯛のお造り♡♡ コレは凄い味わい。身はブリンっと締まっており、咀嚼の度に旨味と甘味が溢れてきます。「白身の王者」という名に相応しい美味しさ。 ![]() 海老真薯のお椀♡ 吸い地の中で、海老真薯の甘味・蕗のほろ苦さ・筍の香りが一体となっており、長い余韻に浸れるひと品。 ![]() 鰆の焼物♡ 生でも食べられる鰆をサッと炭火で焼き上げたもの。炭火で脱水しているかのようで、旨味が凝縮しており、脂も甘く美味しい。 ![]() 湯葉と蕨の炊き合わせ♡ シコシコとした湯葉と揚げてから炊かれた蕨が素晴らしく美味しい。見た目はシンプルですが、味わいから感じられる1つ1つ丁寧な仕事ぶりが日本料理の真骨頂。 ![]() 鰆の甘酢餡掛け♡ 生でも食べられる鰆を揚げることでトロリとした食感になり、そして甘酢餡を纏う。マズいわけがなく、ご飯が欲しくなります。 ![]() 〆ご飯①筍とうすい豆の炊き込みご飯♡ 筍の香りとうすい豆の甘味がとてもよく合い、日本の春が詰まった炊き込みご飯。 ![]() 〆ご飯②真鯛の胡麻和え♡♡ 炊き立てのご飯に先程の激ウマ真鯛を使った濃厚胡麻和え。ご飯が足りません。 ![]() 〆ご飯③ちりめん山椒♡ 実山椒の爽やかさが駆けるちりめん山椒は、実に美味しい。 ![]() 〆ご飯④卵黄漬け♡ 卵黄の醤油漬けを使ったTKG。醤油漬けすることで卵黄が脱水されて、凝縮した旨味がたまらない。 ![]() 〆ご飯⑤桜海老の天ばら♡ 確りと揚げることで桜海老の香りをじっくり引き出しており、ひと塩したご飯がモチモチとして絶妙。 ![]() 〆ご飯⑥牛肉の時雨煮♡♡ 甘辛く炊かれた牛肉は日本人のDNAを刺激する味わい。〆中の〆にぴったりです。 ![]() 蕨餅 川田さんが目の前で作る蕨餅。今夜は特にコシがあって美味しかったです。 季節は巡って、「日本橋人形町 川田」で迎える4度目の春。今夜も店主・川田 治司さんの魅せない・飾らない・驕らない調理の姿勢は、日本の侘び寂びのよう。しかしながら全ての料理が身体と心に沁みるような美味しさがあり、癒されます。通年で供される料理はそのお店の顔であると同時に骨であり、そこに季節を彩る食材が華を添えて、日本の四季を感じさせてくれます。多くの客が料理を撮ることが増えたので、料理人もそれを意識して映える調理や料理も多くなりましたが、川田さんのようにただ粛々と熱を込める料理が心を打つと思うのです。 今夜もご馳走さまでした。次回は夏、今から楽しみです。
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nao.の極上の鮨「鮨 とかみ #33」
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- 2023/04/24(Mon) -
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親方が変われば、お店も変わるのは当然であり、「鮨 とかみ」もオープンからずっと続いていた昼の『握りコース』がなくなり、昼・夜共に『おまかせコース』のみとなったと知り、どう変わったのかと思って再訪。それでも店主・和田 駿友さんの心意気で、今日ある種全てを握っていただきました。 ![]() 突先♡ 初手は鮪の頭の部位である突先を使った巻物。芳醇な海苔の香りの中、鮪の濃厚な旨味と甘味が口いっぱいに広がります。変わらずに心掴む美味しさ。 ![]() メジマグロのタタキ♡ それぞれに生姜・山葵・柚子胡椒が乗せてあり、三者三様の薬味でメジマグロのさらりとした脂が映えます。特にあまりに見かけない柚子胡椒が新鮮で美味しい。 ![]() 蛍烏賊の燻製♡ 薫香はさほど感じず、蛍烏賊の香ばしさを確りと感じられます。 ![]() 鮃♡ 軽く昆布〆を施しており、程よい脱水と旨味がプラスされています。シャリを包むような大きな切付けで食べ応えもあり。 ![]() えんがわ(追加)♡ 「鮨 とかみ」で初めていただく部位。軽く炙られており、表面がとろりとした食感の中で濃密な旨味が爆ぜます。鮃1匹から4貫しか取れないそうで、かなり貴重な経験でした。 ![]() 墨烏賊♡ 酢橘の爽やかさの中、サクサクと小気味良い歯切れの良さを楽しめます。塩では感じられない醤油の香りもいい。 ![]() 赤貝(追加) ♡♡ 大分県産。かなり肉厚な赤貝で、咀嚼していると口の中に広がる香りが凄い。 ![]() 平貝 シャリに柚子をつけてから握られる平貝。口の中で華やぐ柚子の香りと平貝の香りが心地よい。 ![]() 太刀魚(追加) ♡♡ 焼いた太刀魚をシャリと合わせることで、口の中で完成する焼魚定食。フワフワな太刀魚は旨味を引き出した塩加減も素晴らしく、実に美味しい。 ![]() 鰆昆布〆♡ 確りと〆られて、鰆はねっとりとしており、食べ終えても残る昆布と鰆の旨味で余韻に浸れる一貫。 ![]() 赤身漬け♡ 宮城県塩竈産130キロのもの。口の中で主張するのは、圧倒的な鮪の存在感。「鮪を食べてる!」と実感できるような美味しさがあります。 ![]() 中トロ♡ やはり「鮨 とかみ」の濃旨なシャリには鮪がとてもよく合います。化学反応にも似たシャリと鮪の相乗効果が口の中で幸せを加速させます。 ![]() 大トロ♡♡ 砂ずりの部位は超濃厚な味わい。有名鮪仲卸の「やま幸」と繋がりの深い「鮨 とかみ」の真骨頂とも言える一貫。素晴らしく美味しい。 ![]() メジマグロの大トロ(追加) ♡♡ 肴で供されたメジマグロの大トロの部位。大トロされど、さっぱりとした脂で実に美味しい。 ![]() 喉黒(追加) ♡ 白身の大トロである喉黒は、軽く皮目を炙ってから握られます。滴る脂の旨味と甘味は、鮪にも負けない美味しさ。 ![]() 小鰭♡ 口の中の脂を断ち切るような酸味がありつつも、小鰭自体に旨味が確りと感じられて美味しい。 ![]() 車海老 車海老とシャリの温度が同じくらいなので、一体感を感じられます。車海老の甘味と香りが特に印象的。 ![]() 馬糞海胆(追加)♡ 海胆の圧倒的なボリュームで、軍艦が沈没しそうw 頬張ると海胆だけでなく、海苔の香りも映えて美味しい。 ![]() 鶏魚♡ 比較的にあっさりしているかと思っていたら、コレもかなり濃厚さ。 ![]() 穴子 爽煮された穴子は真っ白で、モフモフとしており、穴子本来の味わいも確りと残っています。 ![]() 海胆・鮪丼♡♡♡ 鮪の赤身・中トロ・大トロ、全ての部位を削ぎ切りにして漬けにしてから丼に盛り、更にその上から北紫海胆を乗せた丼。 「折角、来てくれたのだから印象付けないと!」と、和田親方は盛りに盛って、まず海胆で鮪は見えなくなり、鮪でシャリは見えないというとんでもない丼。ちなみにコレはデフォルトの丼(ちょっと私のは量が多いかも)だそうで、凄い〆が爆誕していました。 ![]() 玉♡ 表面をキャラメリゼした100%スイーツ寄りの玉。スペシャリテで始まり、スペシャリテで〆る。素晴らしいコース構成だと思います。 昼の『おまかせコース』のデフォルトは巻物・肴2種・握り10貫・丼だそうで、内容としては以前の『握りコース』よりもボリュームがあり、赤身・中トロ・大トロ・鉄火丼とたっぷりと「やま幸」の鮪を堪能できて豪華絢爛。「自分が食べたいと思うコースを作りました!」と笑顔で語る和田親方の思いが伝わる構成は、「鮨 とかみ」らしく濃厚な種×濃旨なシャリで畳み掛けるように全てが力強い。好みが分かれる鮨だと思いますが、私は大好きです。 ![]() 和田親方、今回もありがとうございました!控えに言って、最高でした!また宜しくお願いします!
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nao.のたまに行くならこんな店 「かつれつ 四谷たけだ #3」
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- 2023/04/21(Fri) -
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![]() コレを食べずに夏を迎えられるか! そう思ってやってきたのは、四谷にある「かつれつ 四谷たけだ」。ついに今冬は食べられなかった…と思っていましたが、なんと4月までは『カキバター焼き』が食べられるらしい。 平日の12時前。それでもやはり並ぶのは、このお店の必然なのでしょう。それでも絶望感のある並びではなく、受け取ったメニューを見ながら悩むくらいの時間で入店できました。 さて、私が注文したのは… ![]() ポークカツレツ定食♡ 厚くもない薄くもない絶妙な厚さの豚肉をカラッと揚げて、特製デミグラスソースとエダムチーズをかけたカツレツ。 ソースではなく、デミグラスソースというのが洋食店らしくニクい。褐色のデミグラスソースは旨味が強くて、ちょっと甘め。カツレツは脂身:赤身が1:9くらいの肉々しさがあり、噛み締める程に旨味が溢れ、それが口の中でデミグラスソースと混ざりあい、追いかけるようにご飯食べれば…くぅぅ、サイコーしか言えない! ![]() カキバター焼き(単品)♡ やっぱり食べたいこの時期の看板メニュー。大ぶりな牡蠣は薄っすらと小麦粉を纏って焼かれているので、表面はカリッ・トロッとしていて、咀嚼すれば牡蠣の旨味がドッパーンと溢れ出します。添えてあるレモンを搾れば、キリッと味わいが締まり、ベーコンを巻いて食べれば累乗する旨味の連鎖が爆ぜます。 今回食べた料理に後悔などは一片もありませんが…まだまだ食べたいものがいっぱいで、次はいつ来るか決めてないのに注文を決めてしまいます。食べたい料理を選ぶ楽しみこそレストランの醍醐味の1つだと思います。
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nao.の極みの一杯「味噌チャーシューメン」~すみれ 横浜店~
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- 2023/04/18(Tue) -
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![]() 野毛をふらついて、たどり着いたのが「すみれ 横浜店」。きっとラーメンが好きな方ならば知っているであろう北海道を代表する味噌ラーメン店で、意外にも道内以外ではこの横浜店のみだそうです。店内はカウンターとテーブル席があり、厨房は目の前のカウンターからも見えないような造りになっており、これも「すみれ」の特徴の1つだそうです。味噌オンリーかと思いきや、味噌以外にも醤油・塩・昔風(あっさり醤油)の3種がありましたが、やはり今回も『味噌チャーシューメン』を注文。 ![]() 供された味噌ラーメンの表面には薄らとラードの膜が張っており、火傷必須の熱さ。卓上には胡椒もありますが、やはり味噌には一味唐辛子が画的にも味的にもよく合うと思います。プリプリとした食感の麺が面白く、パンチのあるスープとよく絡んで美味しい。でも以前食べた時の方がもっとスープのインパクトが強かった気がします。 このお店で味噌ラーメン以外を食べる気にはならないのですが、醤油・塩・昔風という未食の3種もとても気になるので、次回は食べてみようか…いやでも…。
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nao.の極上の鮨「すし良月 #7」
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- 2023/04/16(Sun) -
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![]() ありつつも 君をば待たむ/すし 良月 ![]() 蒸し鮑♡ 山口県産。目の前で切られるのを見ていると、周りに立ち込める鮑の香りが凄い。大きく切りつけられた鮑を口に入れると、プリプリとして実に柔らかい。しかしながらコレは香りを味わうもの。鼻腔を擽る鮑の香りが実に素晴らしい。 ![]() いちご煮♡ 先程の鮑の出汁と北海道産の北紫海胆を合わせた『いちご煮』。香り立つ鮑の出汁の中で、温度を上げることでより北紫海胆の甘味がより際立ちます。 ![]() メジマグロ♡ 新潟県佐渡島産。目の前にある炭場に藁を焚べて燻すと、店内に広がる香りからもうヤバい。切り付けると、皮目がバリッと音を立てるのが印象的で、それは口の中でも同じ。背と腹の部位で食べ比べのように盛り付けられており、薫香と甘味の一体感が素晴らしい。 ![]() 鮟肝♡ 甘く炊いた鮟肝の中心部のみを切り、仕上げに上から柚子を削ったもの。 口溶けが素晴らしく、鮟肝本来の旨味が残っており、食べ終えると口の中で香りが立ち込めます。 ![]() 唐墨♡ 唐墨は西京味噌漬けにしており、仕上げに表面を炭火で軽く炙ったもの。 コレは実に美味しい。西京味噌の優しい甘味と香りがあり、そのままでもお酒にも実にいい。 ![]() 九絵の炭火焼き♡♡ いつもの『牡丹海老の炭火焼き』に代わり、今回は熊本県天草産の32キロの九絵に三ツ星醤油ベースの煮切りをつけて、軽く炭火焼きして柚子を搾りかけたもの。 九絵の新しい食べ方を垣間見れたひと品。炙ることで醤油の香ばしさと九絵の旨味が凝縮しており、咀嚼する度に旨味と甘味が溢れ出ます。 ![]() 白子♡ 鯛の出汁の中に虎河豚の白子を浮かべたもの。 器から立ち上る香りから想像できる濃厚さは味わうと確信に変わり、虎河豚の白子の無垢な味わいがとてもクリーミーで美味しい。 ![]() 中トロ♡ 長崎県産の235キロ。鮨店にはまずないヒートランプで温度を上げているので、シャリとの一体感があり、口の中で華やぐ香りと鮪の旨味が美味しい。 ![]() 大トロ♡ 同様にヒートランプで温度を上げることで、口の中で液体のように溶けます。シャリの塩気で甘味の輪郭がハッキリとし、鮪の甘味が映えます。 ![]() 赤身漬け♡ 柵から切り付けて一つ一つに刷毛で煮切りを塗り、重ねて滲み出る旨味も移した赤身漬け。 旨味が凝縮するというのが実によく分かる味わいで、食べ終えて鼻から抜ける香りまでも美味しい。 ![]() 泥障烏賊♡♡ 三重県産。身に細かく包丁を入れて、更に細く切り、纏めて握ったもの。 口の中でネットリとする口溶けが段違いで、泥障烏賊の甘味が最高に味わえます。 ![]() 喉黒の蒸し鮨♡ 薄く切り付けた喉黒でシャリを巻き、自家製ポン酢を入れて蒸しあげたもの。 「すし 良月」の特徴の1つである温度での緩急の素晴らしさが感じられるひと品で、ポン酢の柔らかな酸味で脂のある喉黒でもクドい感じさせない味わい。 ![]() 白甘鯛♡ ヒートランプで温度を上げており、口の中で存在感が素晴らしい。食べ終えても尚、口の中に残る白甘鯛の甘味がとても美味しい。 ![]() 鰆♡ 静岡県産。意外と水分を残しており、口の中でジュワッととろけます。あまり感じられない本来の鰆の香りや甘味も確りと楽しめます。 ![]() 閂♡ 宮城県気仙沼産のとてつもない大きさの細魚。爽やかな酢橘の酸味を纏う張りのある身はザクッとした食べ応えあり、旨味が強い。 ![]() 鱒の介♡ 皮目を焼いてから藁で燻したもの。異様なまでの口溶けが凄い。藁の薫香が鼻から抜けたら、もう身は液体に変わっており、飛散するシャリと混ざり合うのが実に素晴らしい。 ![]() 小鰭 熊本県天草産。半身を開いて、皮目と身が同時に舌に当たるように握られます。 ガツンとくる酸味が心地よく、シャリと混ざり合うことで徐々に小鰭の旨味が引き出されていく感じ。 ![]() 毛蟹の蒸し鮨♡ 蒸篭の中に大葉を敷いて、その上に器を置いて蒸しあげた毛蟹の蒸し鮨。 蓋を開けると、大葉の香りがふわりと爽やか。小鰭の酸味がまだ口の中にある状態でいただく毛蟹はより甘味を感じられて美味しい。 ![]() 赤貝 山口県産。ザクザクと小気味良い食感があり、捌きたてではないようですが、血の中に漬けたいたそうで、赤貝独特の香りも活きていて美味しい。欲を言えば、ヒモも加えて1個丸々食べたい。 ![]() のれそれ 鼈出汁で♡ 鼈の出汁にのれそれを入れて。この出汁がまるで、あの有名カップ麺の「どん○衛」のような味わいで面白い。のれそれもこのような仕立てで食べることがないので斬新。 ![]() 穴子♡ 炭火で炙られた穴子は香ばしさを纏い、その香りが店内に漂います。口に入れると、シャリの酸と塩で押し上げられた穴子の甘味と旨味が広がって、実に美味しい。 ![]() 真鯛(追加) プリッとした歯応えはありつつも柔らかく、咀嚼していくと真鯛の旨味や甘味がゆっくりと溢れてきます。 ![]() ともしげ(髭鯛)(追加)♡ 和歌山県串本産。2週間寝かせているそうですが、まだ身には歯を跳ね返すような張りがあり、上品な甘味は真鯛が霞むくらいに美味しい。 ![]() 金目鯛(追加)♡ 軽く昆布〆された金目鯛の旨味にほのかな昆布の旨味が加わり、味わいは累乗・倍加していて美味しい。 ![]() メジマグロ漬け(追加) ♡ 柵のまま湯霜にして漬けられたメジマグロ。身は締まっていながらも咀嚼すると甘味が溢れます。 ![]() 細魚(追加) 閂と違い、身は柔らか。コレはコレで美味しい。 ![]() 鰤(追加) ♡ 和歌山県串本産。クリアな味わいの鰤で、部位も腹なのでとろけて溢れる脂の甘味がいい。 ![]() メジマグロのハラス(追加) ♡♡ 「すし 良月」がよく持っている『〜のハラス』は絶対に食べるべき種。藁で軽くスモークを施しており、融点が低いのか瞬時に溶けて薫香が鼻から抜けます。 ![]() 牡丹海老① (追加) ♡♡ あの炭火焼きで供される牡丹海老を初の握りで。大きいので半分にして、まずは生で。舌に絡みつくようにとろけ、溢れ出る甘味が凄い。 ![]() 牡丹海老② (追加)♡♡ 残りの半分は炭火で軽く炙って。炭の香りを纏うことで、口溶けはゆっくりとなってより甘味を感じられます。やはり海老は少し火を通した方が好み。 ![]() 北紫海胆♡♡ 長崎県産。塩で味わうので、1つ1つの粒は小さいながらも海胆の甘味や苦味も楽しめて美味しい。 ![]() 玉♡ 鮨店では珍しく帆立を使った玉で、シュワシュワとした口溶けが楽しめます。味わいも帆立がガツンと主張してきます。 今回はあまり間を空かずに訪問できた広尾にある「すし 良月」。店主・前岩 和則さんとソムリエ・ 成田 大さん を中心に鮨×酒が織りなす真剣勝負が見られる鮨店。しかし今回は成田さんにお酒の量を控えることを伝えたところ、ワイングラスと酒椀という酒器による違いで楽しませていただきました。同じ日本酒でも前回は温度での違い、今回は器での違い。日本の土で作られた酒椀の方が味が柔らかい感じがします。 そして、鮨。味わいと温度による緩急がまるでジェットコースターのように激しくも楽しく、何よりも1つ1つが美味しかったです。特に鮪はヒートランプで温めることで、よりシャリとの境界線をなくして、口の中で瞬時に一体化するのが印象的でした。「用意されている種を全て食べます」と予め伝えていたら、凄い量を用意して下さり、周りの方々と共にコースを2周するような貫数を握って下さいました。鮨×酒のペアリングを楽しむのもいいですが、今回のようにガッツリと鮨を食べるのもやはり楽しい。 ![]() 前岩親方、成田さん。楽しい時間をありがとうございました!またどうぞ宜しくお願い致します! 今夜出逢えたお酒 ![]() みむろ杉 木桶菩提酛 ![]() 異端教祖株式会社 2018 ![]() 龍勢 ゆらぎの凪
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nao.の極みの一杯「潮まぜそば」~TOKYO BAY FISHERMAN'S NOODLE~
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- 2023/04/13(Thu) -
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![]() 横須賀にある「いちご よこすかポートマーケット」のフードコート内にあるラーメン店「Tokyo Bay Fisherman's Noodle」に再訪。2/2よりこの店舗だけメニューがグッと値上がりしたみたいですが、他に店舗がある北久里浜や茅ヶ崎に行くよりかは楽なので、私にとってずっといいのです。 さて、今日は何にするか?前回食べた『潮らぁ麺』が美味しかったので、『醤油らぁ麺』…。 でもメニューボードにはオススメっぽいなぁ… そう思ったので、注文したのは『潮まぜそば』。トッピングで『うずら』も追加してみました。 フードコートなので、海を眺めながら好きな場所で食べることもできますが、カウンターとテーブル席があるので、店内でも食べられるのが1人でも嬉しいところ。番号札が海軍のドッグタグなのも横須賀っぽくてオシャレです。 ![]() 潮まぜそば+うずら チャーシュー・うずら・ホンビノス貝・バター・青菜・姫筍。 目の前に供されると、ニンニクの香りがふわりとして食欲を掻き立てます。底にある麺を一気に混ぜると、まぜそばにしてはちょっと多めなタレが麺に絡みあいます。貝の旨味とキレのある塩ダレを絡めた中太麺はプリプリとした食感があり、食べるのが楽しくなります。途中からバターを溶かして味変させると、貝+バターの旨味が暴力的に美味しい。更に卓上にある黒胡椒をかけて、味を引き締めて更に味変させるのもアリ。具材のチャーシューが角切りでたっぷりあるのは嬉しいですが、箸で食べにくくてちょっと疲れました…。 ![]() TBF DON TBF DONとは、角切りチャーシュー・姫筍・ホンビノス貝・ジンジャーペーストがご飯に乗ったものです。ラーメンの具材がそのままご飯に乗ったようなイメージで、そのまま食べるよりも残ったスープやタレをかけるなどして食べるのが美味しい。前回も感じたのですが、ご飯の炊きあがりが柔らかすぎて、上の具材の美味しさの前にご飯自体が好みではない。 初のまぜそばでしたが、個人的にはスープのあるラーメンの方が好みでした。それだけこのお店の貝の出汁が効いたスープが美味しいってことですね。次回はご飯ものではなく、『貝玉』という替え玉を食べてみようかと思います。
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nao.のたまに行くならこんな店 「とんかつ成蔵 #6」
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- 2023/04/12(Wed) -
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![]() 南阿佐ヶ谷にあるとんかつ店「とんかつ成蔵」に再訪。三谷 成藏さんの揚げるとんかつは、超低温で揚げる為に白い衣が特徴です。糖度を抑えた衣は口の中で淡雪のように溶けて、豚肉の力強い旨味が溢れ出します。 以前、1人では色々な部位を食べることが出来なかったのですが、現在は好きな部位を2〜3種選ぶことで定食として提供しており、実に嬉しいかぎり。更には部位ごとに供されるので、ベストな火入れのタイミングのものを食べることができます。イメージ的にはとんかつ割烹的な感じでしょうか。 今回、私が選んだとんかつは… ![]() プルドポーク 前菜。トマトの爽やかな酸味の中で、柔らかくジューシーな豚の旨味が広がります。 ![]() 小鉢 自家製ピクルスとひじきの煮物。 ![]() ①豚バラ角煮♡ 初の角煮。豚の脂っぽい感じは微塵もなく、口の中で赤身肉の部位はほろりと崩れ、脂身の部位はジュワッと溶けて甘味が広がる瞬間が素晴らしい。煮汁も豚の旨味が溶け込んでおり、すっきりとした甘味で美味しい。 ![]() ②特ロース♡♡ 艶やかなピンク色の断面から滲み出す肉汁が何とも食欲を掻き立てるひと品。三谷さんの代名詞的な剣先立つ白い衣は口の中でシュッと淡雪のようになくなります。肉の断面を舌に当てるようにして口に入れれば、肉の旨味・甘味や衣の食感が存分に味わえて最高です。 ![]() ![]() かつ煮♡♡ 昨今は「玉子で閉じないかつ煮」も流行っている中で、「成蔵」は確りと玉子で閉じるスタイル。飴色玉葱の上に鎮座するかつはひれかつで、とても柔らかい。煮汁はすっきりとした甘味で、肉の旨味も確りと味わえます。+200円でお代わりできるご飯の上に乗せれば、茶碗いっぱいに溢れる『成蔵のかつ丼』の出来上がり。食べたいかつが多い中で、またもや必食のかつが生まれてしまった… ![]() ③シャ豚ブリアン♡♡ 「成蔵」に来たら、コレは食べなきゃの必食メニュー。まず肉の断面から溢れ出す肉汁をズズッと啜って、口に入れると歯が入らないほどの柔らかさで、肉の旨味が無限に溢れ出るかのよう。とんかつはどちらかと言えばロース派ですが、コレはヤバい美味しさ。 ![]() フレンチトースト♡ 決してメイプルシロップの甘味に溺れることがなく、パン本来の甘味を確りと味わえる仕立て。 今回は初となる『角煮』や『かつ煮』の煮物系は肉の旨味を邪魔しないすっきりとした甘味があり、実に美味しかったです。とんかつ以外に供される小鉢とキャベツの中で、個人的に重要視しているのが『自家製ピクルス』。ご飯のお供的な漬物よりも酸味のあるピクルスの方が口の中を洗い流してくれるので、よりとんかつを楽しめます。 まだ未食のとんかつもあり、今回は食べなかった海鮮系やまだ見ぬメニューもありそうなので、自分なりのとんかつコースを作りたいです。 ![]() 三谷さん、今回もたくさんありがとうございました!またどうぞ宜しくお願い致します。
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nao.のたまに行くならこんな店 「MONICA」
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- 2023/04/10(Mon) -
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![]() 表参道にあるジビエで有名なフレンチレストラン「LATURE」の隣にあり、その「LATURE」から生まれたパン店が「MONICA」です。月一で通わせていただいてる「EQUALLY」のすぐそばにあるので、何度か覗いたことがありますが、今回「新宿伊勢丹フランス展2023」にも出展されていたので、初購入。 ![]() 猪ソーセージパン 明らかに豚とは違う旨味があり、美味しい。冷めていても美味しかったですが、ソーセージが焼き立てだと更に美味しいのだろうなぁと考えてしまいます。 ![]() パテドカンパーニュバーガー♡ 単体でも美味しいパテドカンパーニュをコルニッションとシュークルートの酸味がより旨味を引き立てており、その濃厚な旨味を受け止めているパンも美味しい。 ![]() 海老フライのヴィエノワ 見た目に惹かれて、ついつい買ってしまった「MONICA」でも高額なパン。それもそのはずな特大海老フライを丸々一本挟んだもの。別添えの特製タルタルソースをかけて食べれば、夢のような味わい。 特に印象的だったのが、『パテドカンパーニュバーガー』。ひと言にパテドカンパーニュといっても、猪や鴨など様々な肉で作れるので、色々と味わいが変化して楽しみが増えそう。今回は惣菜パンしか買いませんでしたが、店舗にも行ってデニッシュのようなデザートパンも食べてみたいです。
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nao.の珠玉のスイーツ「クレープ柑橘抹茶ピスタチオ[2023ver] & フランス産発酵バター・柑橘抹茶シュガー」~EQUALLY~
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- 2023/04/10(Mon) -
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![]() 4/4〜4/10まで新宿伊勢丹で開催されていた「新宿伊勢丹フランス展2023」に表参道にあるクレープ専門店「EQUALLY」が出展していたので、やってきました。この催事の為に店主・友納 滉一さんが作り出したクレープは、抹茶生地と柑橘を合わせたクリーム入りのクレープ1種とシンプルなホットクレープ2種です。 ![]() クレープ柑橘抹茶ピスタチオ[2023ver]♡ 構成は…抹茶クレープ生地、ピスタチオバニラシャンティ、フレッシュ柑橘(大将季・湘南ゴールド)、抹茶ガナッシュ、ピスタチオホワイトチョコクランチ~シナモン・グローブの香り~、抹茶葛ジュレ、ドライオレンジ、ローストピスタチオ。 ![]() 昨年の新宿伊勢丹で開催された「フランス展」で提供していたものを更にブラッシュアップさせたそうです。私はこの頃まだ「EQUALLY」とは出逢ってなかったので、このクレープは初となります。 レモングラス・ドライオレンジ・大将季と湘南ゴールドのフレッシュ柑橘が織りなすトップは爽やかな甘味と酸味と苦味の三重奏。抹茶香る生地にたどり着くと、コクのあるピスタチオバニラシャンティの中で確りと存在感を示す抹茶のどっしりとした味わいがとても美味しい。食感もモチモチ生地を骨格として、抹茶葛のプルプル感とローストピスタチオのカリカリ感とピスタチオホワイトチョコクランチのザクザク感がいいコントラストとなっています。奥深い甘味の抹茶と爽やかな酸味の柑橘が出逢うクレープはひと口毎に味わいが変化し、最後の最後までずっと美味しい。春から夏になる、ちょうど今の季節のようなクレープでした。 ![]() フランス産発酵バター・柑橘抹茶シュガー♡ 構成は…宇治抹茶クレープ生地、フランス産発酵バター、柑橘(大将季)マーマレード、カソナード。 口に近づけると、ふわりとするバターの甘い香り。かじりつくと、香り立つ抹茶生地のパリパリとした食感の中で、カソナードのジャリジャリ感が映えます。食べ進めると、柑橘マーマレードの酸味と苦味がより抹茶の甘味を引き出し、最後のひと口はバターの旨味がジュワッとする至福の味わい。 今回は3種のうち数量限定の2種をいただきましたが、抹茶好きとしてはこの抹茶生地をこれからもシーズナルクレープとしてお店でも食べたいです。お店でいただいた3〜4月のマンスリークレープ抹茶×苺も素晴らしかったですが、抹茶×柑橘という出逢いはより爽やかで、アオハルのような味わいでした。
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nao.の極みの一杯「海老ワンタン塩+半熟煮玉子」~地球の中華そば~
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- 2023/04/06(Thu) -
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![]() 2月に金沢文庫へ移転した「地球の中華そば」へ。金沢文庫駅のすぐそばにあるすずらん通りから16号寄りの路地にあり、旧店舗と比べてテーブル席や小上がりが増えて、かなりの大ハコになっていました。券売機などのシステムは従来と同じようですが、メニューでは味噌は10〜3月限定、つけ麺は4〜9月限定となり、白醤油がなくなったようです。「既に3月だったので、ここは時期的に食べられなくなる味噌かな?」とも思いましたが、やはり看板ラーメンの『塩』にしました。 ![]() 海老ワンタン塩+半熟煮玉子 『MIX』がなくなっていたので、『半熟煮玉子』を追加して、細麺と平打ち麺を選べる中で細麺にして注文です。 相変わらずに綺麗な盛り付けですが、麺を覆うような具沢山なトッピングにも注目です。海老ワンタンは海老のプリプリ感と蓮根のシャキシャキとちゅるんっとしたワンタンの皮も楽しめ、2枚のチャーシューはそれぞれ部位や仕立てを変えていたりと拘りが詰まっている一杯。クレソンの苦味やドライトマトペーストの酸味で味変もでき、貝と鶏の旨味のバランスが絶妙なスープの中で、麺が生き物のように喉に入っていく喉越しの良さが素晴らしい。
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nao.の魂の一串「地葉はなれ #21」
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- 2023/04/04(Tue) -
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![]() 千たびの限り恋り渡るかも/地葉はなれ ![]() 鶏真薯♡ 出汁は白湯っぽい濃厚さがあり、つくねよりもやや柔らかい真薯が美味しい。個人的にはもうちょい温度が高い方が好き。 ![]() はつ♡♡ プリッとした食感の中で、生姜で際立つ旨味と甘味が爆ぜます。今夜も美味しい。 ![]() かしわ♡ タレでコーティングされた鶏の旨味が咀嚼の度に溢れます。 ![]() さび♡ ふわりとした食感で、鶏の甘味と山葵の鮮烈さが心地よい。 ![]() うずら 鳥インフルの影響で、エルフランスが入荷できなく、ノーマルになったうずら。黄身はクリームのようなコッテリ感があり、コレはコレで美味しい。 ![]() 厚揚げ♡ 揚げ方を変えて、内と外のコントラストではなく一体感を出して、豆腐の旨味を味わえる厚揚げ。新たな厚揚げの美味しさの一面が見られます。 ![]() つくね丼♡ 前回よりも更にブラッシュアップされた小丼。つくねを焼いてご飯と混ぜて、烏骨鶏の卵黄漬けを乗せてあります。 漬けにすることで旨味が凝縮した烏骨鶏の卵黄はネットリとしており、単体でも実に美味しい。ご飯も軽く炭火で脱水させていて、粗く解しているつくねと卵黄を混ぜ込んで食べると至福の美味しさ。 ![]() やげん軟骨♡ 軟骨周りの肉も確りと残しているので、滴るような旨味の塊を味わえます。山葵をつけていただいているので、キリッと味わいも締まります。 ![]() 手羽♡♡ 骨を抜いて代わりに葱を入れ、生姜で爽やかさを与えた手羽。皮のパリパリ感を感じたら、肉の強い旨味が溢れ、葱と生姜の爽やかな刺激がとてもいい。 ![]() 京鴨♡♡ 咀嚼すると、旨味と甘味がジュワッと溢れます。鴨甘味を引き出すような塩加減も絶妙。 ![]() 椎茸♡ まさに香りを味わうひと串。大きくて食べ応えもあり、椎茸好きには嬉しい。 ![]() 手羽の唐揚げ 名古屋にも支店のあるので、その絡みで生まれた『手羽の唐揚げ』。素揚げした手羽を底にある甘口のタレを付けていただきます。コレは無限に食べれそう。 ![]() 蓮根 サクサクと小気味よい食感を楽しむと溢れ出す甘味が素晴らしい。 ![]() つくね♡ 表面はカリッと焼かれ、粗めな軟骨のコリコリ感と鶏の旨味をじっくりと味わえます。 ![]() あか♡ 肉に歯を入れる方向によって食感が変わり、咀嚼の度に肉の甘味が溢れます。 ![]() 食道♡♡ 独特な食感の中で広がるタレの旨味と食道の旨味。口の中でそれらが混ざり合い、実に美味しい。 ![]() 膝♡ じっくりと時間をかけて焼かれる大型の串。新しい杉の皿で供された膝周りの肉は旨味と軟骨の食感が素晴らしく、それに負けない胡麻油と胡椒と葱の風味もインパクトがあって美味しい。 ![]() せせり♡ 味変に梅唐辛子をつけており、溢れる肉汁に梅の爽やかさとピリッとした唐辛子の辛味が良いアクセントになっています。 ![]() 棒棒鶏 「よだれ鶏」の派生かな?初の棒棒鶏。ちょっと酸味のあるタレの中で、しっとりとした鶏が美味しい。 ![]() じゃがバター♡ じっくりと焼かれたじゃがいもはホクホクとしており、バターのコクと胡椒の刺激でなんとも罪な味わい。 ![]() 担々麺♡ 個人的にあまり好きではない担々麺ですが、コレは実に好みの味わい。スープは極濃厚でクリーミー、山椒を練り込んだ山椒麺のピリリとした「麻」の刺激がとても心地よい。 ![]() 手羽元♡ 柔らかな肉質で比較的に淡白ですが、肉々しいボリュームがたまりません。 ![]() ちょうちん♡ 卵黄をタレで湯煎することで火入れしており、プツンと口の中で弾けて絡まる黄身の粘度がネットリとしていて非常に好み。 ![]() ねぎま♡ 部位はふりそで。程よい脂と旨味があり、葱との相性も素晴らしい。 ![]() 皮♡ 今回は首皮。波打つように串打ちされており、供されるとパチパチと脂が踊ります。表面はカリッと中心部はモチモチとしており、余分な脂を落とした理想的な味わい。 ![]() ピーマン♡♡ 「地葉はなれ」のスペシャリテがコレ。中にはチーズたっぷりと入れられており、ピーマンの苦味などは微塵も感じさせません。 ![]() 菜の花の胡麻和え 濃厚な胡麻の風味が凄い。 ![]() 腎臓♡♡ ザラリとした舌触りの中、内臓特有の甘味と甘い香りが楽しめます。内臓の部位の中ではトップクラスに好きです。 ![]() そり♡ 目黒の某店を彷彿とさせる圧倒的なボリューム。確りと焼かれた皮はカリッとし、肉は歯を跳ね返すほどの弾力感が楽しめます。キングオブ正肉のひと串です。 ![]() ペコロス ペコロスの甘味をじっくりと引き出しており、柔らかく甘い。 ![]() そりのすき焼き風♡ 卵黄を溶いた中にタレを合わせて、比内地鶏のそりを入れたすき焼き風。コレは病みつきになりそうな味わいで、もっとブラッシュアップさせてご飯と共に食べたいです。 ![]() トマト 焼きトマトに削ったチーズと黒胡椒を絡めていただきます。焼くことでトマトの旨味が凝縮するので美味しいですが、激熱なので注意。 ![]() 烏骨鶏TKG♡ 先程の烏骨鶏の卵黄の醤油漬けが美味しかったので、更にリクエストして、TKGにしてもらいました。予め卵白のみをご飯に混ぜ込み、上に卵黄の醤油漬けを乗せたもの。 もっと漬け込み時間が長ければ、更に美味しいこと間違いなし。ふわふわなご飯と濃密な卵黄のコクが口の中で合わさり、新感覚なTKGになっています。 ![]() 胸肉♡ 身質はしっとりとして、咀嚼の度に溢れる旨味は強く美味しい。 ![]() かしわ♡♡ コレは比内地鶏のもの。やはり皮が美味しく、身も弾力性があって脂が甘い。 ![]() はつもと♡ タレの味の後に内臓特有の甘味が広がり、繋ぎ目ならではのザクザクとした食感も好き。 ![]() レバー♡♡ 炭火の上で温めるように火入れされたレバーは微塵のクセもなく、口の中で弾ける旨味が舌に絡みます。 ![]() 砂肝♡ 開いていないので、ワイルドな食感が素晴らしい。タレの甘味と柚子胡椒のアクセントが非常に美味しい。 ![]() 塩つくね♡♡ デフォルトだとタレ味ですが、塩でも食べたくなったのでリクエスト。ひとまとめにして、じっくりと焼き上げれば、ジューシーな鶏の甘味が楽しめます。 ![]() 鶏スープ 上品な味わいのスープ。 何気に今年初の「地葉はなれ」。焼き場に立つ店主・地葉 将人さんは、焼鳥店としてあり得ない広さの店舗でありながらも、客のペースを見ながら串を供していくのが相変わらず凄い。私のように多く食べる客には焼鳥を味変させたり、一品料理で食べ飽きないようにして下さいます。前回食べて美味しいと伝えた料理は更にブラッシュアップしていたり、使う鶏の銘柄を変えたりと通う度にまた来たくなる素晴らしいお店。末永く通い、焼鳥の魅力やまだ出逢ってない銘柄鶏の味わいにどっぷりとハマっていきたいと思います。 ![]() 地葉さん、今年も宜しくお願い致します!
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nao.のたまに行くならこんな店 「日本橋 弁松 伊勢丹新宿店」
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- 2023/04/01(Sat) -
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私は弁松が好き。
日本橋にある「日本橋 弁松」は、日本で現存する最古の弁当屋。特徴は何と言っても、日本人のDNAに刻まれているかのような味覚中枢を刺激する色目から分かる甘辛の濃ゆい味わい。都内をはじめとする多くの有名デパートで売っているので、見かけるとついつい買ってしまいます。たいていいつも買うのは『並かし七』という弁当の料理のみの折り詰めで、内容はめかじき照焼、玉子焼、蒲鉾、豆きんとん、甘煮(つと麩、蓮根、里芋、蒟蒻、ひょうたん揚(さつま揚)、筍、ごぼう、椎茸、絹さや、えび旨煮、生姜辛煮が経木の折にぎっしりと詰められています。 ![]() あまり行かない新宿・伊勢丹に訪れた際に見つけた見たことない弁当。 『めかじきおおい飯』 思わず「なんだ、コレ⁉︎」とついつい声に出してしました。店員さんが言うには、この新宿・伊勢丹で土日祝日限定の弁当らしく、とても人気があるそうです。あまり行かない場所・限定・買える状況、これは買うしかないでしょ! ご飯の上に笹掻き牛蒡の甘煮を敷き、ご飯が見えないほどにめかじきの照焼の薄切りで覆い、横には厚切りの玉子焼き・生姜辛煮を添えた弁当。 なんて尖った弁当なんだ!誰が考えたのか分かりませんが、この弁当を特注した伊勢丹の担当者の方はいい意味でヘンタイですねw 薄切りながらもめかじきはトロリとして美味しく、いつもよりも厚い玉子焼きはムッチリとして確り甘い。野菜の甘煮がないのはちょっと寂しいですが、これはアリです。また食べたい!
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