「その謎、たいへんよく挽けました」
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- 2013/01/10(Thu) -
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![]() ドラマ化や近々最新刊が発売するので、また盛り上がっている「ビブリア古書堂の事件手帖」。そのドラマ化に対しては、賛否両論がネットで飛び交っていますが、ここでは触れません。 先日書店に行って、物色していると、その「ビブリア〜」の横にあったのが、今回手にした「珈琲店タレーランの事件簿」です。 舞台は京都にある珈琲店。そこで働くバリスタ 切間美星がちょっとした日常の謎を解いていくという、俗にいう人が死なない「日常系ミステリー」です。まあ「ビブリア〜」の舞台が、珈琲店になったといえば、イメージしやすいですかね。 <個人的感想> 独特の言い回しがクドい感じもあるが、ストーリーとしては面白く、終盤のストーリーは二転三転する。最終章はサブタイトルである「また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を」を思いながら、読んでみるといい。ミステリーと思って読むと、肩すかしをくらうかもしれないので、恋愛小説のミステリー色がある作品と思った方が無難。ミステリーとして読むか、恋愛小説として読むかで、かなり感想は違ってくると思う。ミステリーとしてだと、きっと辛辣になり、恋愛小説だとアリかな?と思うでしょう。 なかなか魅力的なヒロインなので、恋愛小説として、もっと心がゆっくりと開いていく様をじっくりと見たかった。 ブログランキング参加中です ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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ノスタルジー
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- 2013/01/04(Fri) -
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![]() 駅にはきっとドラマがある。 ある人には始まりの地であり、旅立ちの地。またあるひとには、まだ見ぬ世界への希望の地なのかもしれない。 初めて見るその駅舎は、どこかノスタルジックで、少し寂しげ。 きっとDNAで感じる思いなのかもしれない。 ブログランキング参加中です ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
「わたし、気になります!」
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- 2012/08/27(Mon) -
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![]() 最近はラノベのアニメ化が非常に多くなっていて、ラノベには全く詳しくないので、新しい存在を知るのと同時に気軽に内容も楽しめて便利なのですが、面白いとなるとやはり原作も気になるもの。といっても、これ以上部屋に新しい本を増やしたくないので、どーしたものかと思っていたら、電子書籍という手があった!で、選んだのがTOKYO MXなどで放映している「氷菓」。正確にいえば、米澤穂信さん原作の古典部シリーズの第1シリーズの「氷菓」です。 これはどこにでもある高校を舞台として、「何事も省エネ主義」の折木奉太郎が、「わたし、気になります!」が口癖の好奇心いっぱいのお嬢様 千反田えるに巻き込まれながら、学園にまつわる日常的な謎を解決していくミステリー作品。日常的な謎というのは、学園の七不思議とか怪談とかではなく、「内側から鍵なしで施錠できない部屋で、何故鍵を持っていない人が施錠できたのか?」というような感じです。タイトルの「氷菓」は、奉太郎らが所属する古典部の文集名であり、えるの幼少期の思い出をきっかけに、33年前に起こったある事件に深く関わっていることが分かり、それを推理で解き明かしていくのが、この作品です。 「こういう謎ならあるかもね」というミステリーなので、現実離れしていなくて、非常に読みやすい。現在、書店で売られているのを見ると、アニメカバーなので買いづらいかもしれませんが、実はラノベではなく角川文庫から発行されている文芸書なのです。アニメも「涼宮ハルヒの憂鬱」や「けいおん!」などを手がけた京都アニメーションで、なかなかよく出来ていると思いますので、そちらも是非♡ 現在、最新刊であるシリーズ第5作である「ふたりの距離の概算」も発売しているので、2〜4を飛ばして(アニメで見たし)読んでみたいと思っています。 ブログランキング参加中です ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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「Tears in Heaven」を聞きながら
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- 2012/08/07(Tue) -
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![]() ちゃんと発売日に買ったのに全然読めないままだった「おいしいコーヒーの入れ方」の最新刊をやっと読破。実は19年も続いており、年の差や教師と生徒、いとこ関係(血は繋がっていないけど)、三角関係という問題を抱えながらもピュアに乗り越えていく姿を描いたラブストーリーです。問題点だけを挙げると、「ドロドロしてそう…」と思うかもしれませんが、まったくそんなことなく、二人の気持ちをゆっくりと描いている作品です。またサブタイトルとして有名な洋楽が付けられていて、作品中のクライマックス的な場面でさりげなく流れ出すのが、またグッとくるんです。 さて、今回の「記憶の海」は…久々の日本編で、逃げるようにオーストラリアに行ってしまったショーリを心配するかれんや丈の姿が語られています。いきなりオーストラリア編が始まった時は、どーなることかと思いましたが^^; 内容は「凍える月」で起った悲劇から少しずつ時間が動きだし、鴨川からかれんも戻ってくることとなり、あとはショーリが帰ってくれば…って状況の中、そしてついにかれんを取り巻く問題を育ての親である花村家に打ち明ける決心をして…。こんな感じで終わります。 冬頃に発売されるであろう次刊は、どこまで進行するか?花村家での告白で終わるのか、ショーリは帰ってくるのか?既に19年も続いているので、いつの間にか主人公たちの年齢も追い越してしまいましたが、ちゃんと終わるように願っています。 ブログランキング参加中です ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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