nao.の大人のバーガー「チーズネイビーバーガー」~HONEY BEE~
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- 2023/03/23(Thu) -
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![]() 1968年から米海軍横須賀基地のメインゲートの目の前にある「GALLERY HONEY BEE」の支店が「いちご よこすかポートマーケット」にあるので、今回やってきました。 目当ての料理は「ヨコスカネイビーバーガー」。そもそもネイビーバーガーとは、2008年にアメリカ海軍伝統のバーガーレシピが横須賀市に提供され、そのレシピを基に作られたのがこの横須賀ご当地バーガーのことです。特徴としては、繋ぎなしの100%赤身ビーフパティを肉本来の旨味を損なわないように塩胡椒のみでシンプルに焼き上げて、好みでケチャップとマスタードをかけて食べるというアメリカ伝統スタイルのものだそうです。 ![]() メニューを見ると…本店とは違い、かなりメニューは絞って提供しているみたい。食べてみたかったバーガーはなかったのですが、バンズ・トマト・レタス・チェダーチーズ・227gパティから成る『チーズネイビーバーガー』を注文です。 ![]() ![]() バーガーを目の前にすると、高さはさほど感じませんが、直径が…デカい…。 しかし食べてみて思ったことですが、味が単調すぎて途中から飽きてしまう。これでパティにもっと厚みがあって、「肉を食べてる!」という気にもなれば違うのでしょうが、グラム数はありつつも平べったいのでそれもありません。このバーガーで印象に残ったのは綺麗に折り畳まれたレタスのシャキシャキ感でしょうか。昨今のグルメバーガーとは全く違い、古めかしいだけの味わいと感じてしまいました。 お昼時で行列を作ってる本店にあるような『キャプテンネイビー』や『アドミラルネイビー』を食べてみたかったです。『よこすか海軍カレー』は美味しいのだろうか…
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nao.の極みの一杯「蟹醤油らあめん」~蟹らあめん 一本道~
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- 2023/03/21(Tue) -
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![]() 中野で間借り営業をしていた「蟹らあめん 一本道」が中目黒に実店舗を構えたと知り、行ってきました。店舗は中目黒駅から5分とかからない立地に構えており、隣には有名洋食店の「キッチン パンチ」があります。 階下にある店内は7席のL字カウンターがあり、小さな券売機で食感を買うシステムです。ラーメンは濃厚白湯・醤油・塩の3つと和え麺もあり、その中から今回は『蟹醤油らあめん』を注文です。 ![]() 中央に蟹味噌・蟹のほぐし身・白葱・炙りメンマ・水菜・海苔・鶏チャーシューがデフォルトで、そこに追加で『あの卵の味玉』と『鶏チャーシュー塩麹漬け』をトッピングしてみました。『あの卵の味玉』のあの卵とは、青森県蓮田産「真っ赤卵」と茨城県常陸大宮産「奥久慈卵」だそうで、今回はどれなのかは不明。丼の縁にぐるりと塗られた蟹味噌を溶かしながら食べるように勧められ、いただきます。 ![]() 気になるスープはひと口目から蟹の味わいがふわっとして、醤油とも相性が良くて蟹鍋を食べているかのよう。そこに蟹味噌を溶くと、更に蟹の存在感が増して美味しい。ただ後半になるにつれて、やはり蟹なので味わいは甘くなりがち。卓上にある黒胡椒・白胡椒・香味油?を入れると、全体的に味が締まってオススメです。トッピングで白眉なのは『あの卵の味玉』でしょうか。黄身の粘度は液体のような感じで、あまり好みではないですが、味わいは濃くて美味しい。勢いで『鶏チャーシュー塩麹漬け』も追加してみましたが、かなり大判の胸肉でしっとりとして柔らかですが、コレはなくてもいいかな。不安だった蟹の生臭さはほぼなく、ガツンと蟹!という味わいでもなく、鶏出汁の中で+αという形で蟹らしさを出している一杯だと思います。鶏×蟹というあまり類を見ないジャンルなので、未食の『濃厚白湯』や『塩』も食べてみたい。
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nao.の珠玉のスイーツ「ショコラ ショ パリジャン」~JEAN-PAUL HÉVIN 東京ミッドタウン店~
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- 2023/03/19(Sun) -
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![]() チョコレートが恋しくなったので、やってきたのは東京ミッドタウンにある「JEAN-PAUL HÉVIN」。折角、この店舗にはカフェスペースがあるので、ショコラやプチガトーも捨てがたい中で選んだのは『ショコラ ショ』です。ショコラショも色々と種類があったのですが、極めてシンプルな『ショコラ ショ パリジャン』にしました。 『ショコラ ショ パリジャン』は極めてオーソドックスなショコラ ショ。ミルクのコクにチョコレートの香りがして、非常に円やか。後味はあっさりとしていて、ゴクゴクと飲める感じ。一杯目はスタッフの方が注いでくれ、約2杯分くらいの量があります。追加したシャンティイはどっしりとしており、生クリーム好きにはいい感じです。
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nao.のたまに行くならこんな店 「とんかつ 王龍」
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- 2023/03/16(Thu) -
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![]() 白金高輪駅から某フレンチレストランへ向かう際にずっと気になっていたとんかつ店「とんかつ 王龍」に初訪問。以前の屋号は「大五」といい、駅からすぐの都道芝新宿王子線沿いにあったのですが、2020年1月に五の橋通りに移転後、8月に屋号を「とんかつ 王龍」と変えたお店です。とんかつには「松阪豚」を使用しているそうで、食べたことがない豚なので食べてみたいところですが、今回は…とんかつよりもずっと気になっていた『やま幸のマグロトロかつ』。あまり他店でも見たことないので、今回はコレを中心にして海鮮系でせめてみました。 ![]() やま幸のマグロトロかつ♡ 低温で揚げてらっしゃるようで、白い衣を着たほんのりとピンク色のマグロが色っぽい。私の目の前にはソース・塩(ピンクソルト)・タルタルソース・山葵醤油があり、どれをつければベストなのか迷います。しかしながら、とんかつのひと口目はそのままと決めています。 サクッ! 音を立てる衣の中からジュワッと溢れるマグロの旨味。食べ終えると、マグロらしさが口の中に残って主張してきます。ソースや塩よりも山葵醤油がよく合っていて美味しい。 ![]() カキフライ♡ 『ホタテフライ』と迷いましたが、この時期ならではの『カキフライ』を。コロリとした外観で、小ぶりの牡蠣を纏めて1つにして揚げているようです。かぶりつくと、大きな牡蠣では味わえない色々な牡蠣のパーツの旨味がドッパーンと溢れ出して美味しい。 ![]() 特大車海老フライ♡ 皿の上でも貫禄を醸し出す特大車海老の存在感。ふわりとした衣に跳ね返るようなプリプリ感がたまりません。 ![]() らいもんタンシチュー♡ 訪れた日は「王龍」のリニューアルオープンの日で、予約超困難店の「赤坂らいもん」の店主と「王龍」の店主が旧知の仲とのことで特別提供の『タンシチュー』。 ほろりと柔らかいタンはシチューの中でも存在感のある美味しさで、さらりとしたシチューだけを食べてもタンの存在を感じられます。山盛りで食べたい! ![]() 気になっていた「とんかつ 王龍」、とても美味しかったです。隣にあったクリーニング店を取り込んで広くリニューアルしたようで、店舗の大きさやスタッフの不慣れさが目立っており、サービス面は宜しくない。しかしながら、料理は美味しい。さすがは白金の地に根付く老舗の風格という感じでしょうか。次回はすぐそばにある焼肉「金竜山」のシャトーブリアンを使った要予約の『牛かつ』を是非食べてみたいです。
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nao.のたまに行くならこんな店 「感情」
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- 2023/03/13(Mon) -
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![]() 六本木いる見知らぬ鴨/感情 六本木にある「感情」に初訪問。このお店のウリは日本刀の材料である貴重な「玉鋼」で焼かれる鴨焼き。特に猟期である11/15〜2/15までは天然物との食べ比べができる貴重な期間で、その期間にご縁あって行かせていただきました。 ![]() お店は六本木ミッドタウンからすぐの立地ですが、外に看板などはなくて入口も紙に鉛筆で「感情」とあるだけの隠れ家的なお店です。店主の豊田 仁さんはフレンチの「INUA」「アニュ」などや中国料理の「桃仙閣」で研鑽を積まれてた方で、更には祖父が寿司職人、父がフレンチ、叔父が蕎麦店という異才極まりない方。 ![]() 京都の建築家・木島 徹さんが手がけた店内は7席のカウンターのみで、中央にある綺麗な炭台にある備長炭が静かに呼吸して玉鋼を熱しながら、今夜の主役を待ち侘びています。 ![]() ![]() 十割蕎麦/産土 Ubusuna 山田錦♡ 茨城県産の「常陸秋そば」を使って、毎日手打ちしているという十割蕎麦。右側にある塩をかけていただきます。 塩で輪郭を確りした蕎麦は甘く、香りもいい。 ![]() ![]() ホワイトアスパラガスのパン粉揚げ/DONNHOFF GRAUBURGUNDER “S” TROCKEN 佐賀県産のホワイトアスパラガスにパン粉をつけて揚げて、仕上げに自家製唐墨を削りかけたもの。 走りのホワイトアスパラガスの甘味を唐墨がより引き出していて美味しい。さっぱりとした中で油っぽいものがとてもいい。 ![]() 泥障烏賊♡ 神奈川県佐島産の泥障烏賊に細かく包丁を入れ、周りに卵黄をかけて、仕上げに酔っ払い蟹の紹興酒をかけます。 泥障烏賊のねっとりと舌に絡みついて甘味を出し、蟹の旨味の効いた紹興酒のコクと甘味が素晴らしく映えます。食感では蕎麦の実があり、完成度の高いひと皿。 ![]() ![]() ![]() 鴨鮨/賀茂金秀 SUITOH 雄町♡ オリジナルのブランド鴨を使い、鮮度がいいので胸肉を生のまま軽く昆布締めにする仕立て。シャリは鮨職人である豊田さんの祖父のレシピで作っており、紹興酒・濃口醤油を煮詰めたものを塗って供されます。 鴨と言われなければ、全く分からない。雑味がなくてクリアな味わいで、血を感じない鮪の漬けのようなイメージ。 ![]() ![]() 鴨饅頭/Dom. de la Bongran Viré Clessé Cuvée E. J. Thévenet♡ 百合根で鴨のミンチを包み、銀餡をかけて上に地がらしを乗せて。 肉饅みたいなこの百合根がモチモチとして優しい甘味が口に広がり、鴨の旨味が後から追いかけてきます。地からしの確りとした辛味も全体的に味を締めており美味しい。 ![]() ![]() 金目鯛の炭火焼き/MINAKI 極幻 ふっくらと焼き上げた金目鯛に桜海老揚げと葱・山椒のピューレを添えて。 金目鯛の旨味を感じ終えると、ピリピリとする山椒の刺激が印象的。中国料理の「椒麻(ジャオマー)」というソースをベースにしているそうで、フレンチと中国料理で修業された豊田さんならではのアプローチ。 ![]() ![]() ![]() ![]() 鴨焼き/ROSSO DI MONTALCINO 日本刀の原料でもあり、戦後は日本刀を作る以外には使用を禁止されている貴重な「玉鋼」を使った鉄板で一枚一枚丁寧に焼かれる鴨焼き。合間に大根の鬼おろしを食べていきます。 ![]() ①合鴨ロース♡ まずは養殖ものの合鴨ロース。変な雑味やクセがなく、旨味も綺麗で美味しい。 ![]() ②青首鴨ロース♡ エトフェ(窒息)させて、身に血の旨味を巡らせた鴨肉は赤黒い身が特徴的な。口に入れると確りと厚みもあり、力強さを感じます。それでいて血などのクセは微塵もなく、旨味が強い。後味は甘味があり、余韻に浸れる美味しさ。 ![]() ③龍神しいたけ 和歌山県産のブランド椎茸。咀嚼すると、溢れてくる旨味が凄い。そして、鴨の甘味でしょうか、残る甘味が美味しい。 ![]() ④合鴨のササミ♡ ふわりとした食感で、喉を通る瞬間も美味しい。 ![]() ⑤芽キャベツ♡ 鴨脂で焼いた芽キャベツを自家製中濃ソースで。食べると、芽キャベツの甘味がきて、ソースのスパイシーが広がります。まるでお好み焼きみたいな味わい。 ![]() ⑥合鴨のハツ♡ プリッとした食感の中でとろりととろけるハツ。 ![]() ⑦千住葱♡ 鴨脂で焼いた千住葱。葱がフルーツのようにとても甘い。 ![]() ⑧合鴨ロース 再びの鴨。 ![]() ⑨青首鴨ロース♡ そして、再びの天然物。 養殖と天然の食べ比べは甲乙が付け難い美味しさがありますが、私は天然物が好き。玉鋼で焼くのを初めて見ましたが、炙るような感じでさっと焼いており、ふわりとした食感で驚きます。脂が甘いとか肉が力強いとかではなく、ふわふわな食感の中で雑味ない純粋無垢な味わいで、ちょっと味わったことのない鴨です。 ![]() ![]() 蕎麦♡ 心地よい喉越しで、香りも鼻から抜けます。〆の蕎麦湯もポタージュのようなトロトロさがあり、美味しい。 ![]() 鴨と芹の蕎麦♡ このつゆは鴨肉のミンチから引いたコンソメだそうで、更に鶏油を入れてコクを与えて、青柚子で爽やかに仕立てている極上な鴨南蛮です。 ![]() 水羊羹 蕎麦の後に小豆の香りを楽しんで欲しいという豊田さんの思いがこもった水羊羹。甘さは控えめで、小豆の味が強い。 ![]() ハールレモネのアイス♡ 静岡県三松園の『ハールレモネ』という品種のレモンを使ったアイス。レモンらしくなく、まるで八朔のような味わい。 ![]() 兎も角、鴨の美味しさが異次元的。豊田さんの技術力を土台として、玉鋼という特殊な道具なのか?特別な鴨だからなのか?分かりませんが、ふわりとした食感と上品な旨味は全く知らない鴨です。その他の料理も和食経験がないのが功を奏して実に独創性があり、美味しい。主役の鴨焼きをもっとガッツリと食べたいところですが、一枚一枚を焼いていくスタイルなので、美味しさも魅せるライブ感もあってアリ。天然物の猟期以外では養殖物の色々な部位を提供しているそうで、それはそれで楽しみ。若いソムリエが選ぶ日本酒やワインと共に鴨を嗜み、蕎麦で〆る。なかなか粋なお店だと思います。
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nao.の珠玉のスイーツ「いちごのプリンアラモード」~Cafe Lisette~
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- 2023/03/10(Fri) -
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![]() ![]() 二子玉川にある「Cafe Lisette」に再訪。駅からも近くて利便性があり、早い時間帯はゆったりとできるのでお気に入りです。ゴーフルやクロックムッシュなどの軽食、キャロットケーキやチーズケーキなどのスイーツもある中で、やっぱり注文してしまうのは『プリン・ア・ラ・モード』です。 低めのクープグラスに盛り付けられるプリンはクラシックな固めのタイプ。そこに旬のフルーツを飾り付けるのですが、今の時期はいちご。この苺の時期の『プリン・ア・ラ・モード』がとても美味しく、そして可愛い。
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nao.の極上の鮨「すし 㐂邑 #22」
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- 2023/03/07(Tue) -
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![]() 見らく少なく 恋ふらくの多き/すし 㐂邑 ![]() 蛤・北寄貝・青柳のスープ♡ 飲み終えると、思わず「あぁ…」と声が出てしまう。これぞ身体に沁みる味わい。 ![]() 浅蜊の深川丼♡ 香りは生姜の鮮烈さ、味わいは浅蜊の旨味がガツンときて、最後に生姜の爽やかさが口に残ります。コレは丼で食べなきゃいけないひと品。 ![]() 子持ち槍烏賊♡ 身はプリプリなので、余計に卵のモチモチとした感じが映えます。煮方も烏賊の味わいを確りと感じられて美味しい。 ![]() 鮟肝♡ 4〜5日かけて血を抜いた鮟肝を蒸して、中にカシューナッツと発酵唐辛子を混ぜ込んだもの。鮟肝への新しいアプローチを見れるひと品で、肴は勿論ですが…ご飯にも絶対に合う。 ![]() 北寄貝オイル漬け♡ 北寄貝に薫香をつけてから、米油に漬けたもの。口に入れると薫香が鼻から抜け、米油の甘味と北寄貝の旨味が重なり合い、実に美味しい。 ![]() 牡蠣蕎麦♡♡ 鰹出汁に牡蠣の出汁を加えてから大根おろしを入れてみぞれ仕立てに。大ぶりな牡蠣は旨味が抜群にあり、コレも何でフルサイズじゃないのかを残念に思うほどに美味しい。 ![]() 真鱈の白子リゾット♡ 真鱈の白子を使ったリゾット。甘く単調になりがちな味わいを締めているのが、カンボジア産の赤胡椒。かなり刺激的にピリッと味わいを締めていて美味しい。コレも丼で食べたい! ![]() 真名鰹♡ 風に当てて旨味を出し、お酒で割った自家製の酒盗汁に漬けて焼いたもの。初めは酒盗の旨味がきて、後から真名鰹の旨味がグッときます。味わいと共にとろりとした食感も素晴らしい。 ![]() 虎河豚の白子椀♡ 虎河豚を2匹をこの出汁の為だけに使って、焼いた白子を合わせた椀物。ひと口飲むと、一気に虎河豚の旨味がガツンときて、沁みます。このひと椀に虎河豚を捩じ込んでいる味わいで、まさにお椀で味わう虎河豚。 ![]() 渡蟹のブランデー漬け♡ 「すし 㐂邑」のシグニチャー肴。コロナ禍を経て、卵黄ご飯がつくようになって長年の夢が叶ったひと品。 活け渡蟹ならではのとろりとした食感に蟹の甘味と旨味、そして山椒の鮮烈さがひと口毎に駆け巡ります。 ![]() 縞海老♡ 「コレが海老?」と驚くほどに口に入れた瞬間になくなる海老。口に残るのはシャリの酸味で輪郭が際立った極上の甘味が広がります。 ![]() 泥障烏賊♡ 木村親方の包丁技が見られる泥障烏賊は極薄に削ぎ切りしていき、更に細かく切って纏めて握っていきます。 酢橘の爽やかが初めにきて、ねっとりととろける甘味が最高。 ![]() 細魚♡ なんだろう、この食べ応えは!ここまで大きく食べ応えのある細魚にはなかなか出逢えない。 ![]() 金目鯛♡♡ 旨味が凄い!まず金目鯛の甘味がガツンときて、シャリと混ざりあった甘味がぐわんときて、最後にまた甘味がジワって広がります。 ![]() 青柳♡ 素晴らしいこの反り返り。ザクッとした食感の後に花のような独特の香りが鼻から抜けます。素晴らしい美味しさ。 ![]() 鱒の介♡ 1か月熟成のもの。コレは液体!口に入れると瞬でなくなり、旨味が旨味が素晴らしい。 ![]() 皮剥♡ 芽葱の香りが鼻から抜けて、ガラスのような身と肝の旨味が抜群に映えます。なくなっても尚、あり続けるような肝の旨味が最高。 ![]() 筋子♡ 「すし 㐂邑」を代表する鮨のひとつ。コレを食べると、いくらがとても幼稚なものに思えてしまうほどの美味しさ。 ![]() 鰤♡ エシャロットを間に入れる1カ月熟成の鰤。クセのある鰤を見事に昇華して旨味のみを出した味わいで、エシャロットの爽やかな苦味が実にいい仕事をしており、美味しい。 ![]() 鰯♡ 黄金に輝く鰯もまた「すし 㐂邑」を代表する鮨。ひと口目はスッキリとした鰯の味わいで、咀嚼毎に鰯の旨味が徐々に溢れてきて、 ![]() 真加治木♡ 脅威の熟成52日目。ねっとりと舌に絡みつくような真加治木が想像を軽く超えてくる味わい。 ![]() 蛤♡♡ 煮つめではなく山椒の刺激で食べさせる仕立て。とても大きな蛤は旨味が抜群で、柔らかい。 ![]() 玉♡ 薄焼きの玉を握るスタイルで、シャリの酸味で際立つ玉の甘味が美味しい。 ![]() 鉄火巻き♡ 木村さんではなく、ハルカさんが巻いた鉄火巻き。店内にザクッと響く海苔を断ち切る包丁の音。中の鮪よりも巻いているのにふわりとしたシャリとパリッとした海苔が印象的。コースの初めと終わりが海苔巻きという粋さ。 ![]() ラムレーズンブランデージェラート♡ 確りとラムレーズンが香り、ブランデーのコクも凄い。お酒好きが絶対にハマる美味しさ。 ![]() 今年は上海を中心に海外へと身を置くことが多いという木村 康司さんの二子玉川「すし 㐂邑」へ再訪。魔法のように旨味を増幅させる熟成という手法は、まさに膨大な手間と時間がなせる技。木村親方の料理はひとつひとつが独創的であり、それは一種の狂気であり、まさに食のヘンタイと言わざるを得ません。しかしながら全てにおいて唯一無二という存在感があり、何よりもどれも唸るほどに美味しい。 「見らく少なく 恋ふらくの多き」 まさに今年はこの恋歌のような気持ちになりそうです。また日本に戻られた時に是非食べさせていただきたいです。
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nao.の珠玉のスイーツ「パリ左岸のスフレ」~Regalez Vous~
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- 2023/03/05(Sun) -
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![]() 鎌倉の御成通りにある「Régalez-Vous」に早くも再訪。今回も店内の中で一段高い位置にあるカウンターで目の前に作られるアシェットデセールをいただきます。期間限定のデセールも多くある中で、私が選んだのは『パリ左岸のスフレ』。これは1766年創業のパリ最古のレストラン「Lapérouse」で提供していたスフレだそうで、一旦は途絶えてしまったものの「Régalez-Vous」の店主である佐藤 亮太郎さんがシェフ・パティシエとなったことで復活したというメニュー。日本でもこの鎌倉でしか食べられないアシェットデセールです。 ![]() 焼き立てのアーモンドとプラリネのスフレにオレンジ・バニラ・シナモンの香りを付けたキャラメルソースを目の前でかけていただく「Régalez-Vous」のスペシャリテ。 ![]() ![]() 立ち上るアーモンドの香り、スフレを口の中に入れると、表面はカリッとして確りアーモンドの味わい。そして、空気を食べているかのようなエアリー感の後に濃密な甘さが広がります。別皿に供されるブラッドオレンジのソルベを合間に食べれば、オレンジの爽やかさで口の中がまたリセットされて、またスフレの甘さが恋しくなります。めちゃくちゃ美味しい!幸せになれるひと品です。
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nao.のたまに行くならこんな店「イチリンハナレ #14」
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- 2023/03/03(Fri) -
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![]() 雑踏で賑わう鎌倉の小町通りを抜けて、自分の足音だけが夜の闇に消えていく中で辿り着いたのが「イチリンハナレ」です。オーナーシェフの斉藤 宏文さんの元に集まった望月 康弘さんや山口 浩平さんをはじめとする少数精鋭の料理人達が作り出す神奈川を代表するヌーベルシノワです。 ![]() 今回もリクエストさせていただいた「鼈」を中心に菜譜のない中で、ハズレのない信頼の料理が始まります。 ![]() 鼈①♡♡ リクエストしていた食材の「鼈」が早くも登場。この器の中に身とえんぺらがみっちりと詰められており、上湯スープと合わさった旨味が最高。 ![]() 鰯♡ 酢漬けにした鰯の表面を炙り、黒酢のジュレ・パプリカ・茄子と合わせたもの。 爽やかな酢の酸味の後、それを追いかけるような鰯の旨味がはしります。パプリカと茄子の甘味も酢の酸味ではっきりとし、黒酢のジュレがコクを与えています。 ![]() 鮟肝♡ 鮟肝を使った紹興酒漬けは、究極の滑らかさ。口の中ですぐに液体へと変わり、鮟肝の濃厚な旨味のみが口の中に残ります。 ![]() 牡丹海老♡ 紹興酒をブランドすることで生まれる味・香り・コクを牡丹海老が纏います。マズいはずがない!ねっとりととろける身と海老味噌、たまりません。 ![]() 丹波高坂地鶏♡ 「イチリンハナレ」のスペシャリテのよだれ鶏。真っ赤なタレに沈んでいる丹波高坂地鶏はこのタレの味わいにも負けておらず、確りと鶏の旨味を味わえ、上にある白レバーのパテと一緒に食べればより美味しい。 ![]() につける餃子 からの麺♡ 焼き立ての餃子をこの旨辛のタレにどっぷりと付けていただきます。見た目は真っ赤で辛そうですが、あまり辛くないので躊躇せずに餃子が真っ赤に染まるまで付けましょう。出来るならば、最初のひと口はそのまま食べて、モチモチの皮と肉餡の旨味を味わうのがベスト。 そして、最後は山椒を練り込んだ山椒麺。山椒の痺れる「麻」の刺激が心地よい。 ![]() ![]() ふかひれ♡ ふかひれに醤油をかけて、表面をバリッと焼いた焼きふかひれ。濃厚な鶏白湯ベースの餡と共にいただきます。ふかひれのちゅるんとした食感に焼くことで生まれるバリッとした食感もあり、実に美味しい。今回も繊維が太く、特大のものを用意してくださり、ありがとうございます! 姿煮を食べ終わると、同じ餡で炊いたリゾットが供され、濃厚な餡を余すことなく食べれます。 ![]() 鼈②♡ 春巻の中身はなんと鼈。先程のスープと同様にこれでもかというほどに鼈が詰められていて、プリプリとしたえんぺらの食感が皮のパリパリ感とコントラストになっており、めちゃくちゃ美味しい。 ![]() 脆皮鶏♡♡ リクエストしていたいつもの脆皮鶏。熱々の中をかぶりつけば、表面の極上のパリパリ感に包まれた肉の旨味の爆流が口の中で暴れ出します。この量を食べらる幸せが何とも言えない。 ![]() ![]() ![]() 鼈③♡♡ 香辛料に漬け込んだ鼈をじっくり炭火で焼いた鼈料理としては定番のひと品。部位は右から肝と腸・えんぺら・前脚・後脚で、山椒をつけながらいただきます。 コレは…めちゃくちゃ美味しい!少し甘めのタレを纏った鼈は濃厚な旨味と舌に絡まるようなゼラチン質で悶絶クラスの美味しさ。この量を1人で食べるという背徳感にも似た幸せがたまりません。 ![]() マナガツオ♡♡ マナガツオを使った清蒸魚で、添えてあるのは台湾の野菜の水蓮菜。 大好きなマナガツオをこのボリュームで食べられるとは嬉しいかぎり。身はとろけるような食感で、マナガツオの旨味と香りが口いっぱいに広がります。水蓮菜はバリバリとした極上の食感があり、ちょっとずつ食べるのがオススメです。 ![]() 回鍋肉♡♡ 四川飯店にいらした特級厨師の方に教えてもらった回鍋肉をアレンジしたものだそうで、敷いてあるクレープで巻いていただきます。 肉はバラ肉だそうですが、確りと脂を抜いているようで全くクドくなくて柔らかい。ピリ辛の肉とキャベツの甘味が口の中で一体化して、新感覚の回鍋肉で美味しい。 ![]() 北寄貝♡ 北寄貝と芹を使った黒酢炒め。肉厚な北寄貝のザクザク感と芹のシャリシャリ感が同時に味わえ、黒酢の旨味と酸味でとてもさっぱりと美味しい。 ![]() 蛤麺♡ 最初の上湯スープと蛤の出汁を合わせたスープでいただく麺。麺は極細でプツンと歯切れる心地よさがあり、塩を入れていないというスープはまさに丁度いい濃度で、身体に沁み渡る美味しさ。 ![]() 麻婆豆腐♡ この時期の麻婆豆腐には、真鱈の白子が入っているスペシャルバージョン。クリーミーな白子の甘味にこの辛い麻婆豆腐が実によく合います。 ![]() 最中 「ハナレ」と書かれた最中が可愛い。中の紹興酒アイスも濃厚で美味しい。 ![]() 茶菓子 東方美人サブレ・白胡麻キャラメル・山椒ガトーショコラ・マカダミアナッツ・メンブリージョ。 この「イチリンハナレ」には何回も訪れてるいますが、過去1番に美味しかったです。顔のあるスペシャリテや旬の食材を使った料理、そしてリクエスト食材で作られる中国料理の奥深さ、どれを食べてもハズレなく心に響く美味しさでした。鼈は毎回のごとく食べたいところですが、大変そうなのでたまーに用意していただけたら嬉しいかぎりですw 今回もたくさん食べさせていただき、ありがとうございました!また今年もお世話なります!29000
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nao.の極上の鮨「鮨 つぐ」
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- 2023/03/01(Wed) -
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![]() 関内の馬車道に2021年に12月にオープンして、瞬く間に予約困難となっていた「鮨 つぐ」にご縁いただき、初訪問。親方の髙田 直嗣さんは脱サラして、西麻布の鮨店で8年間修業されて鮨職人になったという異色の経歴を持つ方です。 ![]() 店舗は馬車道のメイン通りからちょっと路地に入ったビルの2階にあります。店内はジャスが流れる中、氷室と炭焼き場を望めるフラットなカウンターと個室がある古めかしさを感じさせないスタイリッシュな鮨店です。食事はお任せコースのみで、一人一人に髙田親方から挨拶を受けて始まります。 ![]() 中トロ♡ 千葉県銚子産。ちょっと熱めのシャリが鮪の脂をゆっくりと溶かし、食べ終えた後にその甘味が映える感じ。 ![]() 岩もずく 石川県産。小気味良いしゃくしゃく感で、生姜の爽やかがいい。 ![]() 芹のお浸し 暖かい出汁の旨味がバリバリとした芹の香りを引き出して、食感と共に鼻から抜ける香りがいい。 ![]() 帆立 北海道産の天然もの。帆立の筋肉質をザクッとすると、ジワジワっと甘味が溢れてきます。 ![]() 鮃♡ 昆布〆の仕立て。昆布はふわりとする程度で、程よい脱水でモチモチ感が美味しい。 ![]() 大根のはりはり漬け 昆布が効いていて、鮃の昆布〆とよく合います。 ![]() 焼き牡蠣 北海道厚岸産。生がダメというと炭火で焼いてくれました。焼くことで生まれる牡蠣の出汁が生にはない旨味があります。 ![]() 閂 サクサク感のある大きな細魚はシャリの酸味でより甘味を感じられます。 ![]() 太刀魚♡ 千葉県産。ふわりとして食感もよく、甘味を引き出すような塩加減も美味しい。 ![]() 鰯♡ 銀色に輝くような美しさがあり、口の中で溶けるような脂の甘味も美味しい。 ![]() 梅と百合根の茶碗蒸し 上から百合根の擦り流しをかけて、梅肉を乗せたもの。奇抜ながらも確りとしていて美味しい。 ![]() たらこの山葵漬け 面白い。見た目はたらこなのに食べると、山葵がガツンときていいお酒のアテになります。 ![]() 蝦蛄♡ 宮城県産。子持ちの「かつぶし」と称される雌を煮詰めで。甲殻類の香ばしさと卵の濃厚な旨味があり、美味しい。この煮詰めがいい味を出しています。 ![]() 真鱈の白子♡ 北海道産。プリっとした白子はポン酢の酸味で甘味が際立ちます。 ![]() 子持ち槍烏賊♡ キリッとした辛めの煮方で、お酒とよく合う仕立て。卵のプチプチ感も楽しい。 ![]() 鶏魚♡ 皮目を炙った薫香がふわりと香り、旨味が溢れます。 ![]() もろきゅう 青唐味噌で。ピリ辛で、お酒が進むヤバいヤツ。 ![]() 車海老 確りと火を入れて、冷やしたタイプ。口の中の温度で徐々に甘味が蘇ってくるような感じ。 ![]() メジマグロ♡ 口に入れると瞬時に溶け、薬味の風味が駆け抜けた後に旨味が追いかけてきます。美味しい。 ![]() 帆立の精巣と卵巣♡ 胡麻油と塩で。精巣はコッテリと甘く、卵巣はあっさりとした甘味があり、どちらも美味しい。 ![]() 鮟肝と奈良漬♡ コレは抜群の相性。お酒が進みまくります。 ![]() 〆鯖♡ 口の中に鮟肝の甘味が残っているうちに〆鯖の酸味と旨味を合わせるという素晴らしさ。 ![]() 北紫雲丹 粋な海苔の巻き方が印象的で、海苔と香りと雲丹の香りが口の中で爆ぜます。 ![]() ネギトロ巻♡ 花束のように手渡しされるネギトロ巻のネギはネギでも玉葱を入れるという変わった仕立て。玉葱の甘味がより鮪の甘味を際立たせており、美味しい。 ![]() べったら漬け べったら漬けで甘味を追いかけるように供するというアイデア。 ![]() 浅蜊の潮汁 いい出汁。ホッとする美味しさ。 ![]() 穴子 穴子自体はやや甘めに煮付けて、煮詰めは辛口というキリッとした仕立て。 ![]() 干瓢♡ 干瓢は握りで、海苔を敷いた上に置かれる仕立て。干瓢自体も美味しく、海苔が印象に残るほどにパリパリで香り高い。 ![]() 玉 薄いながらもプリンを彷彿させるような感じで、海老の旨味の後から甘味を確りと感じます。 ![]() 甘味 奈良県産ブランド苺の「古都香」。さっぱりとした酸味が〆にいい。 コース内の単品で考えると、やはり都内の有名店に比べると見劣りしてしまいます。しかしながら、握りと肴を交互に供するコースの流れは緩急があり、とてもよく考えられて素晴らしい。初手の鮨の顔とも言える中トロから始まり、口の中を岩もずく酢の酸で洗い流し、胃を温める暖かいお浸しといった流れも良く、甘味のあるネギトロ巻の後にべったら漬けで追いかけるような甘味を出してみたりとなかなか面白い。 赤酢を使ったシャリは塩が強くて、やや温度が高く、握り自体は小さめ。肴も味が濃いものが多く、全体的にお酒によく合う味付けだと思います。そして、驚くべきはこの価格。今回供されたのは握り12貫・肴15品・椀物・甘味という内容で、なんと10000円。かと言って、お酒の価格帯も日本酒一合1000円〜で、決してお酒で儲けるお店ではありません。最早、「関内の奇跡」と言ってもいいほどのリーズナブルな鮨店。遠くからわざわざ来るだけの個性や強みはまだ感じられませんが、この内容とボリュームで10000円なので、地元民ならば通いたい鮨店です。次回の予約も取らせていただいたので、ゆっくりと見守りたいと思います。 ![]()
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